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写真で見る世界の環境のいま [自然、環境]







 COPとは、Conference of Parties、の略。国連気候変動枠組条約のもとに行われる会議のこと。今年はデンマークの首都コペンハーゲンで、2009年12月7日~18日に行われる。

 「ポスト京都」として、国際温暖化対策の中期削減目標が決定される予定だというが、鳩山首相の掲げた「2020年までに温室効果ガス排出量を1990年比25%削減する」、という国際公約については、その後の検討内容の説明が要求される。具体的内容を説明できるのだろうか。

 30枚の世界の地球環境のいまは、息をのむ惨状である。

 生き物の中で、この地球上で、一種で50億を超える種は人類だけだという。野生動物にしろ、植物にしろ、共生と自然の法則により、種の繁栄と生き残りは、淘汰、制限され、進化を経て、おのずとそのバランスを保つ。

 人間のみが、際限のない欲望を追及した結果として、戦争、紛争、地球環境の破壊を招いてきた。

 豊かなる循環再生による共生は夢なのか。

 原初の自己の救済から始まった小乗仏教から、インド、中国、日本へ渡った仏教は、自己の救済から、他者への救済へと進化した大乗仏教として花開いた。

 他者、環境との循環共生の世界である。共生とは、争いや暴力のない世界である。

 禅宗の僧侶達は、一汁三菜、吸い物と、ご飯、ゴマ塩、たくわんぐらいで、100歳を生き抜く。徹底して無駄を省く、”足るを知る”の修業の一生である。

 俗世間で暮らす凡人には無理かもしれない。しかし、人間の精神も身体も、ある節度をもってそのバランスを保っているのだ。

 欲望が、自己や他者を乗り越えて膨らむ時、人間も地球もその健全さを失う。天に唾する者、やがては天罰を受ける定めなのかも知れない。


参考図書

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蜜蜂はどこへ行った [自然、環境]




ナチュラル・イングランドのトム・テュー(Tom Tew)主任研究員は、都市部の住民がもっと養蜂を行えば、ミツバチの個体数が増えるだけでなく、病害虫にも強くなると指摘する。 「草花を咲かせ育てるためには、十分な数のミツバチが欠かせないことを認識しなければなりません。
(AFP BB ニュース)

 「2007年春までに北半球から四分の一のハチが消えた」、ハチはなぜ大量死したのか、ローワン・ジェイコブセンのレポートである。

 日本でもハウス栽培のイチゴなどは、ミツバチによる受粉が欠かせない。しかし日本でもミツバチの数が激減しているという。

 理由は判然としない。「ミツバチの200万年に及ぶ歴史の中で、これほどストレスが多く環境が激変した時代はない」という。

 著者は、地球環境の「複合汚染」を疑う。 「もし世界に花がなかったら?」と問いかける。

地球環境の破壊は、植物、動物、人間の共生、共存の時代への警鐘であろうか。人間のみが生き延びることは出来ない。


 2009年3/29付 よろしければ、ミツバチが消えたをご参照ください。


参考図書

ハチはなぜ大量死したのか
ハチはなぜ大量死したのか中里 京子

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stars農業の近代化による複合汚染説
stars不自然で不機嫌な時代・・・
stars今の当たり前は人間が作り出した幻想
starsこれからの世の中はどうなってしまうのだろう
starsミツバチ失踪現象を通じて、人間の営みに警鐘を与える啓蒙の書

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つらい環境ほど、鳴き鳥は歌上手に [自然、環境]




過酷な環境や不安定な天候であるほど、一部の鳥では鳴き声が「美しく」なったり、学習能力や優れた伴侶を射止める技が高まるという研究が21日、発表された。 対象となったのは、ほかの鳥のさえずりを真似ることで知られるモッキンバード(マネシツグミ)。


引用記事全文
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2605148/4184600


 鳴き鳥(ソングバード)といわれる鳥たちは、生まれつき鳴けるわけではなく、成長の過程で親やほかの鳥の鳴き声を真似て覚えてゆくという。

 一般によく知られているのが、ウグイスである。ウグイスのヒナ鳥は、親鳥や他のウグイスの鳴き声を真似しながら学習し、だんだん上手くさえずるようになってゆく。親鳥でも、早春のころは、上手くさえずれず、前年のさえずりを思い出しながら繰り返し練習をして上手くさえずるようになってゆくのだという。

Wikipediaによれば、さえずりは「ホーホケキョ、ホーホケキキョ、ケキョケキョケキョ……」、地鳴きは「チャッチャッ」。このうち「ホーホケキョ」が接近する他の鳥に対する縄張り宣言、「ケキョケキョケキョ」が侵入した者への威嚇であるとされている。ちなみに「ホーホケキョ」と鳴くのはオスである。


 生物の進化は、過酷な環境に対応し、生き残るための叡智である。進化は時として進歩であり、変化であり、新しき創造の力の源泉であった。進化、進歩とは、まさに人が生き抜くための希望の証ではなかろうか。


参考図書

進化論という考えかた (講談社現代新書)
進化論という考えかた (講談社現代新書)佐倉 統

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stars進化論を考え直す
stars真摯だ。しかし、いささか甘い気が…
stars「ダーウィニズムはアルゴリズムである」に尽きますなぁ!
stars知的冒険の序章
stars「進化論を使った知的冒険」

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新・進化論が変わる (ブルーバックス)
新・進化論が変わる (ブルーバックス)佐川 峻

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stars有益な部分とそうでない部分が混在
stars進化論を考える
starsダーウィン進化論を疑っている人に
stars第3章から読もう!
stars「センス・オブ・ワンダー」は感じられませんでしたかね…

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進化論の挑戦 (角川ソフィア文庫)
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Youtube 動画再生 ウグイス







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