テロ戦争、イスラム国の脅威 [国際]
「イスラム国」空爆の背景 明治大特任教授・山内昌之
しかも、ISには欧米を含めた世界中からテロ戦士が参入している。ロシアのチェチェンやダゲスタンからも多くの若者がはせ参じた。折からアルジェリアでは、IS空爆に抗議してフランス人を拉致殺害する事件も生じた。この動きを看過すれば、ロシアや米国につながる広域的テロ・ネットワークがつくられ、本国にもテロが拡散するのは火を見るより明らかだろう。
引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140929/mds14092907300001-n1.htm
「文明の敵」との戦い、彼我の落差 杏林大学名誉教授・田久保忠衛
大仰な言い方をする、と笑われるかもしれないが、旧来の国際政治の常識では理解できない異常な事態が進行している。民主主義、法治国家、人権尊重などを共通の価値観とした文明社会に国際テロ集団が匕首(あいくち)を突きつけている。
引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140929/plc14092905030003-n1.htm
イスラム国とその残虐なテロ行為により、世界の様相は一変した。
今、日本が進める、集団的自衛権容認と積極的平和主義は、戦争の抑止力より、テロや戦争に巻き込まれる危険性の方が高まってきているように見える。
安倍政権は、憲法解釈変更も集団的自衛権容認も、抑止力強化のためだと言う。はたしてそうなのだろうか。 国民の冷静な見極めが必要かもしれない。
この国会論戦は、陰惨なテロ集団、イスラム国が世界の表舞台に踊り出る前の段階の議論である。人質を無差別に処刑するテロ集団に対抗するためには、通常の常識、価値判断は通用しない。
過去の議論は全てご破算にし、憲法解釈変更の原点の戻り、議論を再検証させる必要もあるのではなかろうか。
確かに世界との協調に於いて、「一国平和主義」はみすぼらしい。集団的自衛権容認の下では、若者たちが世界の紛争地帯へ狩り出され、命を落としたり、日本がテロの標的にされる危険性も大きい。
世界情勢を読み違えてはならない。しかし、一国平和主義にとどまることは、世界からの孤立化に追い込まれるであろう。
戦前の国際社会からの孤立化から、戦争への道へ突き進んだ歴史があった。このまま、世界との協調に背を向ければ、日本が孤立化へ追いやられる危険性があるのかもしれない。
国連参加の義務と責任は、平和のためには、協調と犠牲を引き受けることでもある。現在日本は、これを履行していない。
ならば、どうするのか。憲法9条を隠れ蓑に、犠牲を伴わぬ勇気を言ってみても、国際舞台では通用しない。
国会では、集団的自衛権にまつわる国を守る気概、戦争への抑止力等々に関する熱い論戦を身体を張って一から戦わせて欲しい。
日本が世界に貢献できることは何か。憲法を変えないと何もできないのか。
日本の平和への責任を、読み違えないでほしい。今、集団的自衛権を容認することが急務なのだろうか。
集団的自衛権の先にあるものは、イラク戦争や、今回のシリア空爆等による、米国主導の「有志連合」である。テロ撲滅のためとはいえ、バックグラウンドででも、ここに加担する、或いは巻き込まれることは避けねばならない。 ここに憲法9条の足かせがある。
テロや紛争の世界情勢の流れを冷静に読み解き、平和の原点に立ち帰り、戦争やテロに巻き込まれぬ賢い選択が出来ないものだろうか。
参考図書
Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2014年 9/9号 [進撃のテロ組織] | |
阪急コミュニケーションズ 阪急コミュニケーションズ 2014-09-02 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
国家の暴走 安倍政権の世論操作術 (角川oneテーマ21) | |
古賀 茂明 KADOKAWA / 角川書店 2014-09-10 売り上げランキング : 789 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
何故かジャズ されどジャズ
Saturday Morning | |
Ahmad Jamal Jazz Village 2013-07-23 売り上げランキング : 11678 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
花のように生きる [社会]
裏千家前家元・千玄室 無の境涯と生きる努力
その「心の分」の中に、茶をするものの心掛けは、世のものの哀れを知り、画集を戒めることと記されている。もののあわれは自然体である。「わび」は「侘(わ)ぶる」から生まれたものといわれ、飾りのないそのままの姿形をいう。西行や芭蕉は自然に振る舞えた「無」の境地にあった人であった。
引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140921/trd14092108100011-n1.htm
本社批判を「つぶやいた」朝日記者たち 日本文化大学学長・大森義夫
所員の90%が逃げ出したという朝日の「スクープ」には「吉田雅夫の人間性」が出ていない。吉田さんと会えば部下思い(現場指揮官には必須の要件である)の人柄が感得できたはずだ。人間不在の記事を書いてはいけない。
引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140921/plc14092109510002-n1.htm
記事は、読み手に人間の心を伝えるものであろう。国に弓を引く「人間不在」の虚偽の記事を書くことは許されない。
記事の透明性が、真実を伝え、人の心に伝搬して行く。朝日は数十年にわたり、巧妙に虚偽の捏造記事を書いてきた。 無心の読者は、それを真実と思わされてきた。国の名誉をも傷つける深い罪だ。
花は無心で咲く。それが美しい。 真実は無色透明、色あせることもない。
自己には実体が無い。時間とともに、今の自分は次の瞬間を生きる自分へと進化する。進化しないものは、停滞もしくは退化である。自己にこだわることは、進歩を拒み退化にとどまる負の思考である。
自己を無にすれば、惜しみなく他者への貢献、犠牲的精神が培われる筈である。無心の心が、優雅な佇まい、スタンスを生み、人間味ある真実の記事が生まれるのであろうか。
「うるわしく、あでやかに咲く花でも、香りの無いものがあるように、善く説かれた言葉でも、それを実行しない人には実りがない」
「花の香りは風に逆らっては進んで行かない。 (中略) しかし徳のある人々の香りは、風に逆らっても進んで行く。徳のある人はすべての方向に薫る」
今から2500年ほど前に、ブッダが説いた423の詩句で構成される詩集、 真理のことば ”花にちなんで”の中 の一節である。
遥か太古のインドから薫り来るさわやかな花のたたずまいである。
”念ずれば花ひらく”
坂村真民さんの詩である。
坂村さんは、「念ずれば花ひらく」を八字十音の真言と言う。「ひらく」は漢字で開くと書いたことはない。
「字には言霊があり、視覚からくる霊力がある。だからどうしても八字でなくてはならぬ。私が八字十音と強く言うのは字数の不思議、音感の不思議を知ってもらいたいからである」と言う
強く揺るぎない願い、人生には、思ったことしか起きない、見識豊かな人間力溢れる一流人たちの多くが語る言葉に宿る言霊。
見識豊かな人間からあふれ出る、人の心を打ち、響く言葉には、言葉が持つ体温と響きがある。
花開蝶自来(花開けば蝶自ずから来たる)
春が来て花が開けば、蝶が自然に集まる。人、得があれば自ずと人が慕って集まってくるものだ。花も蝶も、無心の舞い、大自然の摂理だ。(原典は禅語)
Youtube 動画再生 青山繁晴
青山繁晴氏は、世界の要人たちと論議をしてみて、日本とアメリカは、嘘をつくことは悪い、という共通の文化を持っている。ドイツ人、フランス人、韓国人は平気でうそをつくと言う。
「アメリカのピュリタニズム、日本の武士道に見る高貴な精神は、共通して嘘を嫌う文化であろうか」
島津 義秀氏(自顕流継承者)氏が道場で教える、薩摩の精神文化の中で、四百年に渡り続いてきた薩摩、三つの掟があるという。薩摩いろは歌である。
負けるな
嘘をいうな
弱い者をいじめるな
「安倍の葬式はうちで出す」という、朝日新聞の邪悪な立ち位置が、国の名誉と誇りを深く傷つけてきた。大新聞ゆえに、世界に向け、国の名誉回復に力を注いでほしい。
参考図書
花のように、生きる。 美しく咲き、香り、実るための禅の教え | |
平井 正修 幻冬舎 2014-09-18 売り上げランキング : 33 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
禅が教えてくれる美しい時間を作る「所作」の智慧 | |
枡野 俊明 幻冬舎 2013-05-10 売り上げランキング : 51269 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
何故かジャズ されどジャズ
Last Dance | |
Keith Jarrett Charlie Haden Ecm Records 2014-06-12 売り上げランキング : 2380 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
運命共同体 [政治、経済]
立命館大フェロー・加地伸行 国民・国家に上下関係?
しかし近代となって選挙(民主主義)を通じて民は土地を自分たちの領土として運営を行い、国家の存在を自覚するに至る。国民による国家運営-ここから国民国家が始まった。 こうした国民国家の場合、国民と国家との間は上下関係ではなく、一体化された運命共同体と称すべきものである。だからこそ、そこに愛国心それもナショナリズムが必然的に生じる。
引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140831/art14083103130003-n1.htm
「気持ちいい」新聞はダメ?
毎日新聞の与良正男専門編集委員が、ある社長さんが「(産経を読むと)気持ちがいいんだ」と語った、という逸話を紹介してくれています(17日付毎日夕刊)。結論として、与良氏は「『気持ちいい』は気味悪い」と新聞を読んで爽快感を得ることに嫌悪感を露(あら)わにしていますが、果たしてそうでしょうか。
引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/140919/ent14091907470001-n1.htm
「朝日は全然、反省していない」 櫻井よしこさんらが誤報を痛烈批判「言論テレビ」感謝イベント
櫻井さんは「朝日の慰安婦報道と吉田調書をめぐる捏造(ねつぞう)が、日本人の心の良さをことごとく否定した。朝日は全然、反省していない」と述べ、誤報を長年にわたり放置してきた朝日の報道姿勢を非難した。
引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140915/plc14091518190007-n1.htm
「国家と国民は、一体化された運命共同体」、だと言う。企業でいえば、会社も労使運命共同体であろうか。
「労使は、敵対するのものではなく、同じ船に乗る運命共同体である」、今は亡き、鐘紡会長 伊藤 淳二氏が、労使対立の時代にあって、労使協調を説いた熱きメッセージであった。時の政府の要請もあって、日航の再建とも取り組んだ。
思想家 河合栄治郎氏の弟子でもある伊藤 淳二氏は、師同様、「時と場合」の時流に体を張って抵抗し、労使協調を説いた。
国家はまさに「運命共同体」である。あのケネディー大統領の名演説に「諸君、国が何をしてくれるかではなく、国のために何ができるかを問いたまえ」があった。
その国家に数十年にわたり弓を引いてきた朝日新聞、大罪を償うべき行動を、どう取るのか問われている。
朝日新聞のスタンスは、報道姿勢の軸足を国家の上に置いていないことであろうか。中韓に加担する自虐思想に、明日の日本の姿は見えてこない。
安倍政権は糾弾するが、君が代を歌わず、原発反対、軸足を朝鮮に置く菅直人は擁護する。これが朝日新聞の変わらぬスタンスなのだろう。
毎日新聞も、産経新聞は「気味が悪い」と言う。北朝鮮から、出入り禁止の処置を受けている産経新聞、まさに、モノいう新聞が嫌われるということであろうか。
イスラム国、ウクライナ、スコットランド等々の混迷が、世界を翻弄しているが、混迷の時代、揺れる時代の只中にあっても、大局を、その局面で指すべき本手を見抜く見識を身につけたいものである。
運命共同体を維持するものは、他者への貢献、共感、時には犠牲、であろうか。
パリ市民の標語は「揺らげども沈まず」と聞く。軸足がぶれぬ、大局的な自らのスタンスが、国の明日を拓く一助であることを忘れないで欲しい。
参考図書
河合栄治郎 - 戦闘的自由主義者の真実 (中公新書) | |
松井 慎一郎 中央公論新社 2009-12-18 売り上げランキング : 448345 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
河合栄治郎「学生に与う」現代版―現代の学生に贈る | |
西谷英昭 川西重忠 河合栄治郎研究会 桜美林大学北東アジア総合研究所 2011-02-15 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
何故かジャズ されどジャズ
ジャズ・ジャイアント | |
バド・パウエル ユニバーサル ミュージック 2014-10-07 売り上げランキング : 58650 Amazonで詳しく見る by G-Tools |