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憲法残って国滅ぶ [政治、経済]

 世界の現実踏まえた憲法論議を 外交評論家・岡本行夫
 
欲しいのは、現実に対する認識だ。時の人となった長谷部恭男早大教授は、「外務官僚には全員自衛隊入隊を義務づけ(危険地域を体験させよ)」と主張する。しかし外交官は、自衛隊は行かない「危険地域」のバグダッドやイラク各地で黙々と仕事をしている。  既に2人の外交官が反政府勢力に殺害されたが、勤務を続けている。多くの援助関係者や専門家も危険覚悟で、自衛隊の行かない地域で活動している。世界の安全保障環境は激変し、72年の政府見解では、対応できない時代になっているのだ。

 引用記事全文
 http://www.sankei.com/column/news/150625/clm1506250001-n1.html

 安保法案あげつらう余裕はない 麗澤大学教授・八木秀次
 
憲法との矛盾は誰にでも指摘できる。しかし、わが国は生き残らなければならない。「憲法残って国滅ぶ」では困るのだ。矛盾を矛盾と知りつつ、知恵を出すのが常識ある憲法学者の役割ではないのか。世の嘲笑の対象になることは避けなければならない。

 引用記事全文
 http://www.sankei.com/column/news/150617/clm1506170001-n1.html



 「国破れて山河あり」 中国の詩人、杜 甫の漢詩である。

 八木秀次 麗澤大学教授は、「憲法残って国滅ぶ」では困る」と言う。

 国会の安保法制論議は、混迷を深める。平和貢献、テロ、戦争抑止力論議ではなく、野党は、政府を、憲法違反だと攻めつける。

 的を外した憲法論議は、イスラム国誕生の今、激動の世界を救済する現実の方策にはならない。

 日本の国会で、憲法論議を行っているさなか、世界では、テロと内戦が頻発している。

 世界の危険地帯で、身を賭した貢献と任務を全うする人々に、熱い視線を送って欲しい。

 彼らを救済する手立てが、違憲になるなら、合憲か、憲法改正の道筋を探るのが本筋ではなかろうか。

 かって、三島由紀夫は、「平和ボケと現状肯定に寝そべる世相を蔑し、ニセ文化人の「お茶漬ナショナリズム」を罵り、死を賭す覚悟なき学生運動を糾弾した。

 三島氏の警世と遺言は、現在、日本が置かれている状況を予見したかのようだ。

 鬼の首を取ったように違憲論を叫ぶ学者も政治家たちも、机上の空論に気付き、世界の現状に則した、身体を張った安保法制の対論を立ててもらいたい。

 ソクラテスや吉田松陰を断罪したのは、まさしく時代であった。現代では、ソクラテスも吉田松陰も、偉人であり、先駆者なのであろう。

 時代錯誤の政治家や憲法学者たちこそ、時代によって断罪されて然るべきなのかも知れない。時代を予見する叡智を持った先駆者になって欲しい。



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男の生活と肉体は、危機に向って絶えず振りしぼられた弓のように緊張していなければならない―。平和ボケと現状肯定に寝そべる世相を蔑し、ニセ文化人の「お茶漬ナショナリズム」を罵り、死を賭す覚悟なき学生運動に揺れる学園を「動物園」と皮肉る、挑発と警世の書。死の一年前に刊行された、次代への遺言。




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王陽明に学ぶ、実践倫理の人間哲学! [政治、経済]

 裏千家前家元・千玄室 欲が生む国家の行き違い
 
今日本に対し隣国からの根深い蔑視がある。歴史認識の違いなどといわれる。ことごとく反日というところへ解決をもっていこうとしている。国と国との間では礼に始まり礼に終わることによって平和という安らぎがもたらされるのに、こうした悲しい状態は如何(いかが)なものだろうか。日本のなすことやることすべて憎しとなると、もつれた糸をほぐすより困難なことである。

 
朱子学から王陽明(1472~1529年)の陽明学が生まれた。王陽明は「致良知」を教えた。すべての人間は己の良心を知ることに裏千家前家元・千玄室より、心構えをつくらねばならない。そして生きていく以上、他との折り合いを思わなければならない。そのために少しでも正しい認知の上に立っての行動をというのである。

 引用記事全文
 http://www.sankei.com/world/news/140518/wor1405180026-n1.html


 元慰安婦が天皇陛下や安倍首相、産経新聞などを提訴の構え 2000万ドルの損害賠償 米国の裁判所に
 引用記事全文
 http://www.sankei.com/politics/news/150623/plt1506230012-n1.html


「慰安婦」は韓国が解決する問題 政治部編集委員 阿比留瑠比
 引用記事全文
 http://www.sankei.com/world/news/150506/wor1505060005-n1.html


 民主・岡田代表、慰安婦問題「50年前に解決」 韓国外相と会談 和解の必要性は強調
 引用記事全文
 http://www.sankei.com/politics/news/150622/plt1506220035-n1.html



 裏千家前家元・千玄室さんが説く、王陽明の陽明学がある。


 陽明学、あの司馬遼太郎さんが傾倒した実践倫理の人間哲学である。

 概要は

 1、心即理

 2、致良知

 3、知行合

 4、万物一体の仁と良知の結合

 5、事上磨錬

等々に渡るが、特に「事上磨錬」が、有事の心構えとして興味深い。
自己修養のあり方。朱子学においては読書や静坐を重視したが、陽明はそうした静的な環境で修養を積んでも一旦事があった場合役には立たない、日常の生活・仕事の中で良知を磨く努力をしなければならない、と説いた。これが「事上磨錬」である。(Wikipediaより)


 まさに、実社会を演釈出来ない学問は、不要である。

 前記事で取り上げた、安保法制の、違憲、合憲論戦は、抑止力強化の観点から見れば、何も事態の解決には寄与しない。

「アルマジロ アフガン戦争最前線基地」のドキュメンタリーでは、8か月の任務を終えて帰還した兵士二人は、一年後再び、地獄の最前線基地へ戻って行った。

 ”一体、何のために、そして、何を背負って?”

 学者たちの机上の空論では解決できない「事上磨錬」なのであろうか。命と引き換えに背負うものは何か。学者たちの打算の論戦、口先だけの憲法を守れ、戦争反対では、テロも戦争も抑止できない。

世界の若者たちが、テロや戦争の最前線で、命を落としている現実にどう関わりあうのか、全く無関心である。

 学者や政治家たちの、この怠慢が、これこそが戦争に巻き込まれる危機なのではないのか。

 「戦争反対」と叫んでいれば、少なくとも自分の命だけは安泰だと思っているのであろう。

 他者を背負い、他者のために、犠牲になって戦う勇気を持たぬ烏合の衆の哀れな姿だ。

 民主、岡田代表は、いみじくも慰安婦問題は「50年前に解決」と言った。

 しかし戦後70年経っても、韓国からは、いまだ慰安婦や日本企業の強制連行問題で付け込まれている。

 韓国元慰安婦たちは、天皇陛下、安倍首相、産経新聞などを相手取り、アメリカで提訴する構えだという。

 被害者と加害者の千年の恨みは消えるどころか、出口なき荒涼の砂漠の中を、千年を超えて彷徨い続けるのであろうか。

 日帝36年、日韓が抱える歴史には、歴史の真実について、双方、真摯に向き合わねばならない。

 歴史をねつ造、改ざんする韓国の反日は、韓国が抱える消えることのない永劫の妬みかもしれない。

 王陽明は、「万物一体の仁と良知の結合」の中で、「他者の苦しみは自らの苦しみであり、それを癒そうとするのは自然で、良知のなせるものだ」と言った。

 良き隣人でありたい韓国の、凄まじい反日には、やりきれない思いである。




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安保法案 違憲論、合憲論 [政治、経済]

 与党参考人が安保法案「違憲」 “人選ミス”で異例の事態 野党「痛快」 憲法審査会
 引用記事全文
 http://www.sankei.com/politics/news/150604/plt1506040018-n1.html


 “失策”与党も野党も 自民、憲法審で人選ミス 民主はエースが泥酔騒動
 引用記事全文
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150606-00000088-san-pol


 3つの論点 与野党の攻防激しく
 引用記事全文
 http://www.sankei.com/politics/news/150527/plt1505270004-n2.html


 護憲学者は「思考停止」 安保法制「合憲」百地教授が明かす憲法学界の実態
 
憲法学者の中に護憲論者が多いことは否定できない。憲法の条文だけを眺め、現実離れした『机上の空論』に終始する風潮があるが、私に言わせれば思考停止だ。国際情勢など、現実的な大局を踏まえようとしていない」  「問題なのは、こうした空気が憲法学界を支配し、モノを言いにくくなっていることだ。『改憲論者です』などと言おうものならもう終わり、という雰囲気すらある」

 引用記事全文
 http://www.sankei.com/politics/news/150612/plt1506120009-n1.html


 集団的自衛権の行使に問題なし 日本大学教授・百地章
 
他方、憲法9条1項2項は、どこを見ても集団的自衛権の「保持」はもちろん「行使」も禁止していない。  とすれば、国際法上全ての主権国家に認められた「固有の権利」(国連憲章51条)である集団的自衛権を、わが国が保有し行使しうることは当然である(大石眞京大教授も「私は、憲法に明確な禁止規定がないにもかかわらず集団的自衛権を当然に否認する議論にはくみしない」として集団的自衛権の行使を容認している=『ジュリスト』’07・10・15)。

 引用記事全文
 http://www.sankei.com/column/news/150616/clm1506160001-n1.html


 安保法案あげつらう余裕はない 麗澤大学教授・八木秀次
 
憲法との矛盾は誰にでも指摘できる。しかし、わが国は生き残らなければならない。「憲法残って国滅ぶ」では困るのだ。矛盾を矛盾と知りつつ、知恵を出すのが常識ある憲法学者の役割ではないのか。世の嘲笑の対象になることは避けなければならない。

 引用記事全文
 http://www.sankei.com/column/news/150617/clm1506170001-n1.html

 橋下氏、民主に三行半 ツイッターで「日本の国にとってよくない政党」
 引用記事全文
 http://www.sankei.com/politics/news/150615/plt1506150018-n1.html


 民主政権に甘かった憲法学者 「憲法解釈は政治性を帯びる」憲法の専門家を無視したのは民主党のはず?
 引用記事全文
 http://www.sankei.com/premium/news/150618/prm1506180007-n1.html


 日本記者クラブ、「憲法と安保法制」西修氏、百地氏講演。

 西修・駒沢大名誉教授「安保関連法案、明白に憲法の許容範囲」
 引用記事全文
 http://www.sankei.com/politics/news/150620/plt1506200004-n1.html


 日本大の百地章教授「9条に集団的自衛権禁ずる明文規定ない」「学者の意見はあくまで私的解釈」
 引用記事全文
 http://www.sankei.com/politics/news/150620/plt1506200005-n1.html


 石破氏が衆院特別委で初答弁 必殺・ネチネチ論法で「徴兵制」の印象操作に猛反撃!
 引用記事全文
 http://www.sankei.com/politics/news/150620/plt1506200003-n1.html

 Youtube  動画再生 青山繁晴 憲法審査会の参考人招致にも中国の手が入り込んでいる








 イスラム国のテロ、中国の軍拡、北朝鮮の核等々の有事に対処すべき激動の時代に、能天気に「安保法案あげつらう余裕はない」のだ。

 織田信長 最後の言葉は、「是非に及ばず」であったと聞く。


 集団的自衛権の「是非」を問うより、現状の世界情勢に対処する方策、抑止力を問うべきではないのか。

 集団的自衛権が違憲だというなら、現状に即した憲法改正論議を展開すべきであろう。

 それもできないようなら、実社会を演釈出来ないような学問、学者、政治家は不要なはずだ。

 青山繁晴氏に言わせれば、今回の憲法審査会に推薦された人物の中には、「中國の手」が入っている。安倍政権倒閣をにらんだ中国の情報操作であると言う。

 さらに、今回の年金個人情報流出も、中國が操るハッカーの仕業だと言う。

 尖閣をはじめ、中國の恐るべき情報工作である。これに乗っかるように、国会論戦では、能天気に、違憲論で終始する。

 いつまで、色あせた戦後民主主義、一国平和主義から抜け出せないのだろうか。

 党首討論で、民主党 岡田代表は、安保法制の対案も出せず、相変わらず反対論、違憲に終始、突然、徴兵制に言及する始末だ。机上の空論を繰り返すのは、人間性も貧しく、政治家の資質までもが疑われかねない。

 橋下氏は、民主党は「日本の国にとってよくない政党」と言った。まさに憲法より、「国家は生き残らねばならない」のだ。


 参考ドキュメンタリーDVD

 アフガン戦争最前線基地の現実、戦争反対を唱える前に、戦争の恐るべき実態を知るべきだ。

 テロと戦う壮絶な現実、否応なく、命と引き換えに戦場に赴く若者たちに対し、日本の国会論戦が、不毛で、空虚に聞こえるのは、何故なのだろうか。

 違憲、戦争反対をいくら唱えても、命と引き換えに戦うものがいなければ、テロ撲滅は不可能であろうか!


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