逆境を生きる! [社会]
お茶の木は、水分や肥料が十分にあると、何故か茶葉となる新芽が多く花は殆んど咲かない。 ランの一種であるデンドロビュームは、夏に一カ月くらい水を切ると、翌年の花芽がつきやすく、花芽が高芽にはなりにくいという。
茶の木が老木になり、施肥を止めると多くの花が咲き始めるという。子孫を残すために逆境を生き抜く生物の特質なのかもしれない。
今年の夏は例年になく熱い。熱中症防止対対策として、こまめに水分補給を心がけて欲しいという。
たかが水と言うなかれ。農林水産省の「ミネラルウオーター類の品質表示ガイドライン」によれば、
ミネラルウオーターは、「ミネラルウォーター」、 「ボトルドウォーター」、「ナチュラルウォーター」、「ナチュラルミネラルウォーター」の4種類に分類されているが、この内、自然水、天然水と呼ばれるのは、地下水のミネラル分が溶け込んだ「ナチュラルウォーター」、「ナチュラルミネラルウォーター」のみである。
ちなみに、消毒、殺菌を行えば、川や水道水でも「ボトルドウォーター」として販売可能。名古屋方面では、水道水をミネラルウオーターとして販売していると聞く。
身体に良い水とは、人間の体では作り出せないミネラルを含むのが良いと言います。亜鉛に近いミネラル分、バナジウム等が溶け込んでいるものがいいと言われます。
人間を含め生物は生き残るためには、少し過酷な環境がいいと言う。人間が健康に生きるためには、腹八分目より、6~7分目が良いらしい。
温室でのトマトの水耕栽培がある。土を使わず、光と水とく空気を制限することで、糖度の高い甘みの強い実をつけると言う。過酷な環境に置くことで、一万個の実をつける一本のトマトが出来ると聞く。
筑波大学名誉教授、村上 和雄氏によると、『わずか一粒の種から一万個以上もの実を付けるトマトの巨木がある。このトマトは、一本の根幹から何千もの枝が分かれて、最も多いときで、一万個以上が実る。
遺伝子組み換えなどの新技術ではなく、太陽の光と、水と空気の恵み を充分(最適値)に受けて土なしで育てる所に、その秘密がある。
村上氏によれば、植物の成長能力を最大限に引き出すために、土は不要で、土に根を生やしているがために潜在的な成長能力は一定に抑えられて いるのだという。
生物の環境の神秘である。「無限の可能性の先にある最適値」である。この最適値の解決に必要なのは、人間の慎みである。
人間は、限度を超えて物が増えた分だけ、心が貧しくなり、寂し くなっていくのではないか。それを解決するには、人間の慎みが必要である』 と鋭く提唱する。(2006-9-24 産経新聞)
飽食の時代に有って、吾々が失ったものは、確かに「慎み、たしなみ」であったのかもしれない。際限のない欲望が、地球環境を破壊、他者へのいつくしみすら忘れてしまったようだ。
まさに、先人達が培ってきた「足るを知る」であろうか。
参考図書
何故かジャズ されどジャズ
茶の木が老木になり、施肥を止めると多くの花が咲き始めるという。子孫を残すために逆境を生き抜く生物の特質なのかもしれない。
今年の夏は例年になく熱い。熱中症防止対対策として、こまめに水分補給を心がけて欲しいという。
たかが水と言うなかれ。農林水産省の「ミネラルウオーター類の品質表示ガイドライン」によれば、
ミネラルウオーターは、「ミネラルウォーター」、 「ボトルドウォーター」、「ナチュラルウォーター」、「ナチュラルミネラルウォーター」の4種類に分類されているが、この内、自然水、天然水と呼ばれるのは、地下水のミネラル分が溶け込んだ「ナチュラルウォーター」、「ナチュラルミネラルウォーター」のみである。
ちなみに、消毒、殺菌を行えば、川や水道水でも「ボトルドウォーター」として販売可能。名古屋方面では、水道水をミネラルウオーターとして販売していると聞く。
身体に良い水とは、人間の体では作り出せないミネラルを含むのが良いと言います。亜鉛に近いミネラル分、バナジウム等が溶け込んでいるものがいいと言われます。
人間を含め生物は生き残るためには、少し過酷な環境がいいと言う。人間が健康に生きるためには、腹八分目より、6~7分目が良いらしい。
温室でのトマトの水耕栽培がある。土を使わず、光と水とく空気を制限することで、糖度の高い甘みの強い実をつけると言う。過酷な環境に置くことで、一万個の実をつける一本のトマトが出来ると聞く。
筑波大学名誉教授、村上 和雄氏によると、『わずか一粒の種から一万個以上もの実を付けるトマトの巨木がある。このトマトは、一本の根幹から何千もの枝が分かれて、最も多いときで、一万個以上が実る。
遺伝子組み換えなどの新技術ではなく、太陽の光と、水と空気の恵み を充分(最適値)に受けて土なしで育てる所に、その秘密がある。
村上氏によれば、植物の成長能力を最大限に引き出すために、土は不要で、土に根を生やしているがために潜在的な成長能力は一定に抑えられて いるのだという。
生物の環境の神秘である。「無限の可能性の先にある最適値」である。この最適値の解決に必要なのは、人間の慎みである。
人間は、限度を超えて物が増えた分だけ、心が貧しくなり、寂し くなっていくのではないか。それを解決するには、人間の慎みが必要である』 と鋭く提唱する。(2006-9-24 産経新聞)
飽食の時代に有って、吾々が失ったものは、確かに「慎み、たしなみ」であったのかもしれない。際限のない欲望が、地球環境を破壊、他者へのいつくしみすら忘れてしまったようだ。
まさに、先人達が培ってきた「足るを知る」であろうか。
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