「ゼロリスク」の代償 [政治、経済]
「大飯原発判決」これだけの誤り
≪専門技術知識欠いた判断≫
引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140603/trd14060303080001-n1.htm
≪「ゼロリスク」求めた愚≫だとも言う。放射性廃棄物の無害化まで数億年もかかると聞くが、当面、再稼働に向けて原発事故と命の折り合いは付けねばならない。
そして、危急の門題だとして、人命第一だと言うならば、原発のある地方自治体、原発で働く人々の生きていくための糧の問題もある。
原発に携わる仕事がなくなれば、生計が立たなくなる人々もいるであろう。事故に巻き込まれるのも、失職するのも、どちらも命にかかわる問題である。
現在、原発停止により、日本のエネルギーの90%が化石燃料で賄われていると聞く。地球温暖化、異常気象と直結するCO2ガス排出問題はどう解決してゆくのだろうか。
福島第一原発、事故現場で孤軍奮闘された吉田所長。自らの命を犠牲にしても、過酷な任務を遂行する吉田所長を突き動かす使命感にも頭が下がる思いである。
「何度も死ぬかも知れないと思った」、まさに自己の命と引き換えに陣頭指揮、原発事故と対峙した吉田所長。
元警視総監・米村敏朗は、吉田所長を「確固たる意志と、この先結果次第でわが身がどうなるかなど全く頭の中にない誠実さを持った人だ」と言う。
事故後入院中の、福島第一原発 吉田所長は、2013年7月9日、食道癌のため慶應義塾大学病院で死去。58歳であった。
東電 広瀬直己社長は「吉田さんは決死の覚悟で事故対応にあたり、事故拡大の阻止に死力を尽くされた。福島の地と人々を守ろうと、身をもって示した電力マンの責任と誇りを深く胸に刻みます」との追悼の辞を述べた。
福島第一原発 吉田所長は、まさに、「この人がいてよかった」、と思わせる人である。何度も死ぬかもしれないと思いながら、得体のしれない未知の災害と格闘する姿は、信念を貫き、自己を超越した任務の鬼であったのかもしれない。
原子炉が制御不能状態になり、身の危険を伴う危機的状況に陥った時、覚悟を決め、「去る者は留めない」と部下を気遣ったという。リーダーが背負うものの重さに頭がさがる思いだ。
朝日報道によれば、「事故当時、第一原発にいた所員の9割にあたる約650人が吉田氏の待機命令に違反し、10キロ南の福島第二原発へ撤退していた」
吉田所長は、「命令違反はない」と断言した。 この朝日報道は、「去る者は留めない」と部下を気遣った吉田調書の所見と大きく異なる。菅直人の空虚な言動とともに検証されねばならない。
男は潔くなければならない。男が背負うものは仕事。仕事を支える原点は家族であろう。志を貫くべく、吉田所長が背負った任務へのひたむきさと重さに身が引き締まる。
改めて、吉田所長が背負ったものの大きさと誇り、そして夢に敬服する。
”叶わぬ夢はない”、と言うが、年を重ねるごとに、人生の持ち時間は少なくなる。壮大な夢の実現は難しくなるのかもしれない。しかし年を重ねても心身ともに壮健な人がいらっしゃる。心がけ次第、いつまでも夢多く、社会に貢献できる人間でありたいと願う。
われらが数学者 秋山仁先生が第二の人生へのエールとして掲げた言葉があります。
1) この人がいて良かった、助かったと人々に思われることをやる。
2) 昔やりたかったが、出来なかったことに挑戦する。
3) 今まで全く知らなかった未知の世界を探検する。
4) 人を愛し、人から好かれること。
5) 命ある限り創作に精を出す。
6) 名誉、地位、金などに対する執着を捨て、悟りをひらく。
7) 人を恨まず、妬まず、この世に生を受けたことを日々感謝する。
(秋山仁 東京理科大学教授 理数教育研究センター長)
吉田所長は、まさに、「この人がいてよかった」、と万人が思うリーダーではなかったか。
日本を 救った男―吉田昌郎元所長の原発との壮絶な闘いと死
吉田さんは、最後まで原子力発電に携わる人間としての「本義」を忘れず、「チェルノブイリ事故の10倍」規模の被害に至る事態をぎりぎりで回避させ、文字通り、「日本を救った男」だった。
引用記事全文
http://www.nippon.com/ja/currents/d00093/
参考図書
何故かジャズ されどジャズ
≪専門技術知識欠いた判断≫
第一に論理の乱暴さである。判決は、「(新しい)技術の危険性の性質やそのもたらす被害の大きさが判明している場合には、技術の実施に当たっては危険の性質と被害の大きさに応じた安全性が求められることになるから、この安全性が保持されているかの判断をすればよいだけ」とし、危険性を一定程度、容認しないと社会の発展が妨げられるのではないかという議論を切り捨てている。
引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/life/news/140603/trd14060303080001-n1.htm
≪「ゼロリスク」求めた愚≫だとも言う。放射性廃棄物の無害化まで数億年もかかると聞くが、当面、再稼働に向けて原発事故と命の折り合いは付けねばならない。
そして、危急の門題だとして、人命第一だと言うならば、原発のある地方自治体、原発で働く人々の生きていくための糧の問題もある。
原発に携わる仕事がなくなれば、生計が立たなくなる人々もいるであろう。事故に巻き込まれるのも、失職するのも、どちらも命にかかわる問題である。
現在、原発停止により、日本のエネルギーの90%が化石燃料で賄われていると聞く。地球温暖化、異常気象と直結するCO2ガス排出問題はどう解決してゆくのだろうか。
福島第一原発、事故現場で孤軍奮闘された吉田所長。自らの命を犠牲にしても、過酷な任務を遂行する吉田所長を突き動かす使命感にも頭が下がる思いである。
「何度も死ぬかも知れないと思った」、まさに自己の命と引き換えに陣頭指揮、原発事故と対峙した吉田所長。
元警視総監・米村敏朗は、吉田所長を「確固たる意志と、この先結果次第でわが身がどうなるかなど全く頭の中にない誠実さを持った人だ」と言う。
事故後入院中の、福島第一原発 吉田所長は、2013年7月9日、食道癌のため慶應義塾大学病院で死去。58歳であった。
東電 広瀬直己社長は「吉田さんは決死の覚悟で事故対応にあたり、事故拡大の阻止に死力を尽くされた。福島の地と人々を守ろうと、身をもって示した電力マンの責任と誇りを深く胸に刻みます」との追悼の辞を述べた。
福島第一原発 吉田所長は、まさに、「この人がいてよかった」、と思わせる人である。何度も死ぬかもしれないと思いながら、得体のしれない未知の災害と格闘する姿は、信念を貫き、自己を超越した任務の鬼であったのかもしれない。
原子炉が制御不能状態になり、身の危険を伴う危機的状況に陥った時、覚悟を決め、「去る者は留めない」と部下を気遣ったという。リーダーが背負うものの重さに頭がさがる思いだ。
朝日報道によれば、「事故当時、第一原発にいた所員の9割にあたる約650人が吉田氏の待機命令に違反し、10キロ南の福島第二原発へ撤退していた」
吉田所長は、「命令違反はない」と断言した。 この朝日報道は、「去る者は留めない」と部下を気遣った吉田調書の所見と大きく異なる。菅直人の空虚な言動とともに検証されねばならない。
男は潔くなければならない。男が背負うものは仕事。仕事を支える原点は家族であろう。志を貫くべく、吉田所長が背負った任務へのひたむきさと重さに身が引き締まる。
改めて、吉田所長が背負ったものの大きさと誇り、そして夢に敬服する。
”叶わぬ夢はない”、と言うが、年を重ねるごとに、人生の持ち時間は少なくなる。壮大な夢の実現は難しくなるのかもしれない。しかし年を重ねても心身ともに壮健な人がいらっしゃる。心がけ次第、いつまでも夢多く、社会に貢献できる人間でありたいと願う。
われらが数学者 秋山仁先生が第二の人生へのエールとして掲げた言葉があります。
1) この人がいて良かった、助かったと人々に思われることをやる。
2) 昔やりたかったが、出来なかったことに挑戦する。
3) 今まで全く知らなかった未知の世界を探検する。
4) 人を愛し、人から好かれること。
5) 命ある限り創作に精を出す。
6) 名誉、地位、金などに対する執着を捨て、悟りをひらく。
7) 人を恨まず、妬まず、この世に生を受けたことを日々感謝する。
(秋山仁 東京理科大学教授 理数教育研究センター長)
吉田所長は、まさに、「この人がいてよかった」、と万人が思うリーダーではなかったか。
日本を 救った男―吉田昌郎元所長の原発との壮絶な闘いと死
吉田さんは、最後まで原子力発電に携わる人間としての「本義」を忘れず、「チェルノブイリ事故の10倍」規模の被害に至る事態をぎりぎりで回避させ、文字通り、「日本を救った男」だった。
引用記事全文
http://www.nippon.com/ja/currents/d00093/
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