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見えぬものを見極める、JR北の惨状 [政治、経済]

  評論家・屋山太郎 JR北は破綻処理するしかない
 
《国鉄分割・民営化時と酷似》  経営側も組合側も、それぞれの言い分を言っているが、今の状態は、国鉄が二進(にっち)も三進(さっち)もいかなくなって、分割・民営化されたときの状況とうり二つである。  当時、国鉄は国労、動労、鉄労の組合が三つ巴(どもえ)の抗争を繰り広げていた。国労の富塚三夫書記長が「国鉄が機能しなくなれば国力が落ちる。そうすれば革命がやりやすくなる」と言うのを聞いて、「絶対に国鉄を民営化しなければならない」と決心したものだ。


 
11月7日、参議院国土交通委員会で民主党の田城郁(かおる)参院議員が太田昭宏国交相に要求した。田城氏は、革マルの総大将で動労元委員長の故松崎明氏の側近、JR総連の組織内当選者だ。氏が求めたのは(1)賃金の積み増し(2)レール補修の費用(3)枕木をコンクリートに代える-などである。しかし、問題の本質はカネではないだろう。  日本航空(JAL)は平成22年に、乗員組合、機長会の横暴の末に経営破綻した。JR北海道も経営破綻させ た側、組合側の双方を取り替えて再出発する以外、再建の見込みはない。


 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131121/crm13112103080000-n1.htm

 労働組合を牛耳る左翼勢力、恐るべしである。労組の支援を受けた民主党政権は、政権与党の3年余にわたり、北教組、JR北の労組のテコ入れと擁護に徹した。

 度重なる脱線事故等、大惨事につながりかねない、現在のJR北の惨状は、民主党政権の負のツケであろう。国家へのダメージは計り知れない。


 革マル系中核派の支持を受ける山本太郎議員の行動は、同じく革マル派が中核をなすJR北労組の問題と、見えない水面下のどこかでつながっているようだ。 根っこの深いところでつながっているようだ。  

 革マル派、中核派の線引きは、複雑怪奇、闇の中だ。中核派とは、極左(極左暴力集団)であるという。

 
 Wikipediaによれば、

 「革命的共産主義者同盟全国委員会、通称:中核派は、革共同系の日本の新左翼党派の一つ。

 反帝国主義・反スターリン主義」を掲げる。1959年に「革命的共産主義者同盟」から分裂して結成された「革命的共産主義者同盟全国委員会」(黒田・本多派)から、1962年に黒田派が離脱して「革マル派」を結成し、残った全国委員会派(本多派)が「中核派」となった。

 内ゲバ等、多くの暴力事件を起こしており、警察庁及び公安調査庁は極左暴力集団・過激派と認定している」


 
 JR北の惨状は、深読みすれば、どこかで山本議員の行動と無関係でないことを察知できるかもしれない。

 山本を当選させた有権者たちは、革マル派の革命による日本解体計画の一環に加担させられていることを認識すべきだ。付和雷同、能天気な山本本人は、猿回しのサルのように見えない深謀によって、周到に操られていることに気づくべくもない。

 山本氏の母は、「太郎は全く勉強してないし、世間知らず。政治家になるような能力もない」と言う。

 山本議員らが立ち上げたNAZENは、中核派と表裏一体で、公安調査庁には、中核派と名指しされているという。

 【NAZEN】公式サイト
 http://nazen.info/index.php?d=yobikake

 山本議員は、NAZENの即原発ゼロに乗っかり、その周辺は、本人の議員活動とは裏腹に、常にきな臭いにおいに包まれている。

 即原発ゼロにより、エネルギー、電力の安定供給が不可能になれば、日本のモノづくり産業は痛手を受ける。火力発電に頼れば、貿易収支は大幅な赤字、地球温暖化ガスCO2の排出につながる。


 日本のエネルギーの収支バランス問題は、世界の経済、温暖化ガス等の問題と深く関わっている。

 小泉元首相の即原発ゼロは、一切の政治勢力、革命勢力とは、一線を画し、いかなる場合においても利用されることはないという。純粋に日本の将来を案じているのであろう。原発ゼロへの時間軸の整合性があれば、まさに正論であろうか。

 
 現在、一兆円近い貿易赤字は、火力発電用の、原粗油や液化天然ガスの輸入増だと聞く。

 松本清張の「日本の黒い霧」ではないが、極左暴力集団・過激派等による水面下の革命勢力の活動を侮ってはいけない。 「国力が衰退すれば、革命がやりやすくなる」、いまどき時代錯誤、笑止千万というなかれ。日教組や国労が周到に行う破壊工作は、明日の日本にボディーブローのように効いてくるのかもしれない。


 賢い民たちは、ことの本質を見誤ってはならない。自らの立ち位置から、自らと、国の明日について、時には、自らの命と引き換えに、重い選択をせねばならない時もあることを知るべきであろうか。


 以下の記事の数々は、見識ある大人たちの営む生業とは、とても思えない。いまだJR総連の民主党議員が、牛耳っている現状に眼を疑う。氷山の一角、見えない水面下での卑劣な惨状は計り知れないのかもしれない。

 この惨状を乗り切るためには、かって国鉄民営化に尽力した、今は亡き土光敏夫氏、瀬島龍三氏のような強靭な人物が必要なのかもしれない。


 「厳しい経営」釈明、社内体質追及に歯切れ悪く JR北・参考人質疑
 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131123/crm13112300500001-n1.htm



 「組合問題の核心に触れず」「経営陣が現場把握せず」 JR北・集中審議で専門家
 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131122/crm13112223060023-n1.htm


 「労組が職場の連携阻害」 JR北、集中審議で指摘相次ぐ
 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131122/dst13112223040011-n2.htm

 JR北、ようやく飲酒検査を義務化 「自己申告で免除」改め全員に
 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131122/crm13112216280014-n1.htm

      
 ドロ沼JR北、今度は車掌が特急券不正払い戻し 使用済みを未使用に装う
 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131121/crm13112109540001-n1.htm

 JR北海道社長ら国会に招致、国交委が決定 組織体質など追及へ
 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131120/dst13112012020004-n1.htm


 JR北海道、基準値内データまで改竄 レール異常放置増は確実に
 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131120/dst13112010270003-n1.htm


 JR北海道のデータ改ざんを確認 国交相「動機や背景、詳しく調べる」
 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131119/crm13111911250007-n1.htm


 JR北海道労組、信頼回復に「再生プラン」発表
 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131117/dst13111723520019-n1.htm


 JR北海道への特別保安監査、期限設けず延長 国交省
 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/131117/dst13111719140013-n1.htm



参考図書

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