高濃度汚染水流出

　祭壇に愛用のサングラス　吉田元所長、お別れの会「福島を見守って」
　

弔辞を述べた広瀬直己社長は、事故当時の懸命な現場指揮に感謝の言葉を述べ、「電力マンの誇りと責任、人間としての勇気を学んだ。吉田さんが守ろうとした福島の人々を末永く見守ってほしい」と述べた。

　引用記事全文
　http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130823/dst13082313030008-n1.htm


　安倍首相、原発事故収束宣言を撤回

　安倍晋三首相は、野田佳彦前政権が平成２３年１２月に表明した原発事故の「収束宣言」に関し「地域の話を聞けば政府として収束といえる状況にない。安倍政権として収束という言葉を使わない」と述べ、事実上撤回する考えを示した。

　引用記事全文
　http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130313/plc13031322240017-n1.htm
　

　産経抄　　　　　　
　

猛暑と少雨のために全国各地でダムの水位が下がり、農作物の被害も出ている。その一方で、ゲリラ豪雨に遭遇して、改めて水の怖さを思い知った人も少なくない。水の話題に事欠かない昨今だが、東京電力福島第１原発の汚染水漏れ問題は、もはや国難のレベルに達している。

　

水不足に悩む湾岸アラブ産油国の海水淡水化施設のほとんどは、日本の技術でつくられているそうだ。安倍晋三首相は、汚染水漏れ対策を東電任せにしない、と明言した。世界一の水処理技術を結集させて、国難に立ち向かってほしい。　

　引用記事全文
　http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130823/dst13082303140000-n1.htm


　汚染水漏出　レベル評価よりも対策だ

　原子力規制委員会に期待されているのは、評論家的な発言ではなく、汚染拡大防止の実効的な知恵の提案だ。世界から日本の政治の危機管理能力が注視されている。この現状認識が必要だ。

　引用記事全文
　http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130823/dst13082303170001-n1.htm


　対策は破綻状態　同型タンクから漏出も現実味
　

東電は２３年５月以降流出が続いていると仮定した場合、最大で港湾内にトリチウム４０兆ベクレル、ストロンチウム１０兆ベクレル、放射性セシウム２０兆ベクレルが流出したと試算。原発事故はさらに深刻さを増している。

　引用記事全文
　http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130822/dst13082222070017-n2.htm


　安全審査１００人体制に　原子力規制庁を増員
　引用記事全文
　http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130808/dst13080814220011-n1.htm


　福島沖漁業、中断へ　地元漁協決定

　東京電力福島第１原発事故による汚染水が海に流出している問題を受け、福島県相馬市の相馬双葉漁業協同組合は２２日、昨年６月から続けている試験操業を９月１日から中止すると決定した。

　引用記事全文
　http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130822/dst13082217160013-n1.htm


　国難レベルの非常事態であるという。、原発再稼働は、一時凍結、完全十分な対策が完了するまで国を挙げて取り組んでほしい。

　東電は、原子力規制委より、管理体制の杜撰さを指摘された。汚染データの記録すらとっていないというのだ。

　福島県相馬市は、せっかく再開した昨年６月から続けている漁の試験操業を９月１日から中止せざるを得ないという。漁業に従事する者にとっては、見えてきた復興への希望の光を打ち消す深刻な事態だ。

　陸では、故郷と仕事を奪い、海では漁の生業をも奪う非情なる放射能災害だ。天災ではなく、杜撰な管理体制が惹起した人災だという。菅政権から続く危機管理能力の欠如は救いようがない。


　安倍政権は、ベトナムや中東を訪問し、原発の売り込みに意欲的だ。確かに原子力事業は、成長戦略の一端を担うべきものであった。

　しかし、今回の汚染水流出事故により、原発再稼働や輸出の推進には、待ったがかかった状態になった。

　核燃料リサイクル、放射能汚染対策等に確かな決着がつかないまま、原子力エネルギーの推進はあり得ない。原発再稼働は、自国だけでなく世界への影響と責任を見極めた上で推進してほしい。


　吉田元所長が命を懸けて守ろうとした福島の人々に、一刻も早く希望の光が甦ることを願う。



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タグ：高濃度汚染水流出 国難のレベル 危機管理能力 放射性セシウム２０兆ベクレル 試験操業 核燃料リサイクル 吉田元所長、お別れの会