貧困、格差、そしてテロ [政治、経済]
内畠嗣雅 安保理決議の警鐘に鈍感
アルジェリア人質事件は、AQMIの分派組織が起こしたものだった。過激派に国境はない。この組織は、犯行はフランスのマリ介入への報復だとほのめかした。介入は少なくともテロの口実として利用された。外国人多数が犠牲になり、日本人10人が死亡した。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130218/plc13021808210005-n1.htm
「軍に攻撃しないよう要請」日揮最高顧問・新谷さん、部下ら守る電話
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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130207/crm13020708440002-n1.htm
アルジェ 日揮人質テロ事件の元凶となったマリ共和国、植民地時代は、英国とフランスが覇権を争い、マリはフランス領スーダンであったという。スーダン、ダルフール紛争をはじめ、この100年、紛争とクーデターに明けくれた土地である。
マリに隣接するサハラ砂漠を、曽野綾子氏は「神の土地」と呼ぶ。エネルギー資源を求め、大国の覇権がしのぎを削る。
イスラム過激派のテロは、大国の覇権が生み出す格差と貧困をターゲットにする。しかし、テロの蔓延は、まともな教育と生業(なりわい)を持たぬ国の悲劇なのかもしれない。
イスラムの大義を掲げても、生業を持たぬ悲しさ、活動資金は、麻薬密売や人質の身代金なのだ。 さらに、人質の無差別殺戮が加われば、正義も大義も存在しない。
米国富裕層上位1%のまた1%が住むという、米国ニューヨーク、マンハッタンにある”パークアベニュー740番地”は、ビルゲイツ、クライスラーやロックフェラーらが住み、世界の超富豪たちが集まる通りだという。
そのパーク・アベニューを北上しハーレム川を渡ったハーレム地区は、ニューヨークの最貧困層が居住する一帯であるという。
ハーレム川を挟んで、天と地ほどの富と貧困の格差がある。その格差は、アメリカ社会の現在の政治の仕組みでは乗り越えることが出来ない程深刻なのであろう。
アメリカを覆うテロと、この貧困への取り組みが、オバマ政権に課せられた最重要課題なのかもしれない。
世界の格差と貧困の蔓延は、テロと民族紛争の源流だといわれる。アルジェのテロ以来、世界で日本人が狙われていると聞く。
「安保理決議の警鐘に鈍感」、まさに日本は北朝鮮に対し無防備である。
韓国に「崩壊」警告、軍縮会議で北朝鮮
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/130219/kor13021923050002-n1.htm
「世界全体の安全保障を危うくする」EUが対北朝鮮制裁を強化
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http://sankei.jp.msn.com/world/news/130218/kor13021823360011-n1.htm
アメリカを射程にする核ミサイルを開発、核実験を重ね、日本の原発を狙えば日本は消滅できる、などと嘘ぶく。
国内に底知れぬ格差を隠し持ちながら、金王朝の存続のため、国民と世界を人質にとる「ならず者国家」である。
体制に反抗する国民は、強制収容所送りか、公開銃殺刑に処せられるという、前代未聞の統制国家であると聞く。
国際世論や国連決議を無視、核実験を重ねる国家に、日本も韓国も、制裁処置で対抗するという。しかし、中国の北への後ろ盾を外さぬ限り、核実験阻止という大きな効果は期待できないかもしれない。
尖閣の領土問題を含め、中国との外交交渉は難儀な問題だ。彼らを超える狡知が必要かもしれない。
Youtube 動画再生 スーダン、ダルフール紛争
ニコニコ動画再生 ジェノサイドの惨禍
参考書籍
悲しみのダルフール | |
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ならず者国家―世界に拡散する北朝鮮の脅威 | |
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