特に意見なしは、国家観の喪失! [政治、経済]
人間の際限なき欲望が、地球環境を破壊し続ける帰結なのか。
ブッダ 真理の言葉 「第四章 花にちなんで」より
「他人の過失を見るなかれ。他人のしたこととしなかったことを見るな。ただ自分のしたことしなかったことだけを見よ」
憲法と向き合わない民主党 統一見解出せない“お家の事情” マニフェストにわずか1文 引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121128/stt12112800480001-n1.htm
自民・高村副総裁「ポピュリズム極まれり」 国防軍保持批判の野田首相に
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121128/stt12112811050009-n1.htm
「国防軍」 平和と安全守るに必要だ 民主党は見解を明確にせよ
今回の論争は、野田佳彦首相が「自衛隊を国防軍と名前を変えて中身が変わるのか」などと指摘し、自民党の安倍晋三総裁が「自衛隊は軍隊でないと詭弁(きべん)を弄するのはやめるべきだ」と反論したことで始まった。 残念なのは、野田首相が「国防軍」に触れ、「大陸間弾道ミサイルを飛ばすような組織にするんですか」などと批判し、軍拡や戦争につながるかのような印象を与えていることだ。有権者を脅かして恐怖心を植え付ける選挙戦術といえなくはないが、議論のすり替えといわざるをえない。
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121127/plc12112703200001-n1.htm
(上)行き詰まった理想 「公船」に放水もできず
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121103/plc12110310310009-n1.htm
(中)在留邦人救えない国… 世界常識通じぬ「平和ボケ」
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121104/plc12110409220002-n1.htm
新しい国づくりへ(下)国に貶められる防人たち
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121105/plc12110514310009-n1.htm
(1)戦車にウインカー 「軍隊否定」の象徴
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120428/plc12042822520013-n1.htm
(2)国民の平安祈る存在明記を
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120501/plc12050113320023-n1.htm
(3)不明確な国籍条項 外国人に参政権を付与できるのか
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120501/plc12050113310022-n1.htm
(4)家族・教育 「個人」「権利」偏重で荒廃
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120502/plc12050217330009-n1.htm
原発政策など対決、見えてきた政策相違点 11党首が論戦
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121130/elc12113022060053-n1.htm
党首討論会 国家観をもっと前面に 原発再稼働をなぜ語らぬか 引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121201/elc12120103220035-n1.htm
埋没した首相 崖っぷち、自らも重複立候補
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http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121201/plc12120100360000-n1.htm
ネット公開の党首討論は、政権与党党首が、明日の国家のあるべき姿を語らず、他の野党への口撃に終始するお粗末な討論であった。
憲法に対し、「特に意見はない」、これが民主党、政権与党の意見である。まさに国家観なき、背負うべきものもない国家運営の亡国政権だ。
野田政権は尖閣国有化後の対応につき何ら有効な手立てを打てないでいる。日中関係悪化による日本経済への莫大なダメージについてもなすすべがない。この責任は重大である。国を背負う重責とは無縁の駅前の不動産屋のごとき感覚で、尖閣を国有化されてはたまらない。
日本記者クラブで開かれたネット上の党首討論で、尖閣問題の責任について、石原慎太郎氏に質問をした記者がいた。
問題の核心を外した低級な質問である。責任は間違いなく、野田首相の外交能力の欠如にあったのだ。
質問するなら、野田首相にすべきである。何故なら、野田首相が、エイペックでの胡錦濤国家主席の尖閣国有化反対の強い要請を無視し、国家と主席のメンツをつぶしたことで、中国が牙をむき、今日の重大な結果を招いたからなのだ。
国有化が悪いのではない。タイミング、手順等、問題の対応に感受性豊かに対応できず、鈍感外交のまずさが日中関係を悪化させたのだ。野田首相の鈍感さの大罪である。信頼を損ね、日本経済への打撃は計り知れない。
集団的自衛権行使容認については、海外で、アメリカとともに戦争ができるようになる危険があるという。
問題の核心をいかにゆがめているか、安全保障と真摯に向き合うことを避ける言いぐさである。
政治主導をあっさり捨て去り、財務官僚の操り人形となった野田首相、官僚の書いた原稿を読むときはそうぼろが出ないが、官僚の原稿なしの自前の発信で、自民を攻撃する時は、それこそ糸が切れた凧のように支離滅裂になる。人間性が貧弱なのだ。
野田氏の野党時代は、集団的自衛権、靖国参拝を認め、自衛隊は軍であるとした。総理になって持論を覆し豹変した。都合のいい方便を使うなら、リーダーの資格はない。
総理になっても相も変わらず、尤もらしい言葉を操るが、離党者続出の惨状は、実行力なし、組織を動かす力も皆無の証明である。「時計の針をもとへ戻していいのか」を問うばかりで、明日の国家ビジョンを語ることができない首相。明日を語れず、後ろを見るしかなく、色あせた、戻った針の彼方にいる自らに気づくべきであろうか。
野田首相は、過去の政治が残した「負の遺産」が大きくてマニフェストを十分達成でき無かった、と弁解した。
今回は、「動かすのは決断」だという。笑わせるな。過去3年間、不退転、政治生命を賭ける決断を続けながら決められない政治が続いた。何故か。決断と実行とは次元が違う。国家への軸足を外した野田総理には、国の明日を切り開き、実行する、行動するだけの才覚がないのだ。
忘れないで欲しい。「負の遺産」を解決するために政権交代したのではなかったのか。
ならば、批判や反論ではなく、「負の遺産」を乗り越えるべく、ゆるぎなき信念を持って、この国の明日を切り開くビジョンを語るべきである。語れないのは、未知の明日ではなく過去しか見えず、自らの立ち位置が時計の針を戻した処にあるからなのだ。
Youtube 動画再生 青山繁晴 武士道と自衛隊
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