SSブログ

民心置き去り政権 [政治、経済]

 外交評論家・岡本行夫 衰退させるか、反転か

 
クリントン米国務長官が最新のフォーリン・ポリシー誌に長文の寄稿をした。アメリカは、イラク・アフガニスタンを後にし、これからはアジア太平洋地域を最重視していくという。まことに結構だが、同時にアメリカの同盟ネットワークの「アップデート」が必要だと指摘する。つまり同盟関係の見直しだ。そして、アジア太平洋の「3つの巨人」が緊密に協力し、連携していくべきだと言う。3つの巨人とは、アメリカ、中国、インドであると。

 
 政府は2年間という短期間のうちに、この国家の実力を大きく剥奪した。日本の現場には素晴らしい復元力がある。勤勉でひたむきな国民性がある。このまま衰退させるのか、反転させるのか。政治の決断ひとつである。

 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/world/news/111031/amr11103102570000-n1.htm


 野田首相、「自衛官の倅」は口先だけか

 
首相は、自衛隊員が入隊時に「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務を完遂する」と宣誓することをご存じのはずだ。南スーダンに派遣される隊員も「万が一」を覚悟し、家族の将来を案じている。首相が「自衛官の倅」を自負するならば、米国の顔色をうかがうよりも先に隊員の安否を気遣い、法整備などで万全を尽くすべきではないか。それができぬならば「正心誠意」のスローガンは使うべきではない。

 引用記事全文
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111031-00000080-san-pol

 普天間基地の対応

 
ごく最近の例が野田佳彦首相や玄葉光一郎外相の米軍普天間飛行場移設問題への対応だ。玄葉外相は移設先を「最低でも県外」とした鳩山由紀夫元首相の方針を「誤りだった」と断言した。「何を今ごろ」と思うほど、当然の発言である。


 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111030/plc11103002530000-n1.htm


 普天間移設問題、野田首相は鳩山氏に過剰な気配り 玄葉氏は腰砕け

 
しかし、普天間問題は鳩山氏が「県外」にこだわったために迷走した。その反省から、首相は日米合意に基づく名護市辺野古への移設方針をぶれずに進めようとしている。  にもかかわらず、首相は27日夜、鳩山氏らとの会食で玄葉氏の発言について「間違いだ。申し訳ない」と謝罪してしまった。  玄葉氏自身は28日の記者会見で、首相の謝罪について「直接聞いていない」としたものの、「『誤りだった』との認識に変わりはないか」と問われると「いずれにしても、沖縄の皆さんに大変申し訳ないというのが私の心理だ」とはぐらかしてしまった。


 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111028/stt11102822390012-n1.htm

 政府民主党は、普天間基地移設を「最低でも県外へ」、八ッ場ダム建設を「コンクリートから人へ」と言って中止した。、対案も腹案もなしに、数十年をかけた合意事項を反故にし、民心を踏みにじった。

 普天間に関しては、国家間の合意事項まで反故にし、菅政権は、日米同盟の深化などと言うだけの無策ぶりを天下にさらした。

 この日米同盟の亀裂を見透かされ、北方領土、尖閣、竹島等、ソ連、中国、韓国の領土侵害政策に対し民主党は対抗措置を取らず野放し状態だ。

 政府民主党の無為無策が生んだ国益と国際信用の喪失は、まさに菅直人がよく言う、歴史に残る大失政だ。日本と言う”国のかたち”を解体し、日本をどこへ導くつもりなのだろうか。

 党内融和と反発緩和を最優先し、国民不在の政権は、民心から見放され、ついには、アメリカからも三行半を突きつけられた。
 
 アジア太平洋地域を担う、三つの巨人は、アメリカ、中国、インドだとi言い、日本は蚊帳の外だ。民主党政権が2年間で失った「国際信用と国際競争力」のツケである。

  さらに民主党政権発足2年も経過後、国家戦略会議を立ち上げるという。2年の間、国益も国家戦略も置き去りにして、迷走を重ね、主要マニフェストは実現できず破綻、それでも政権は放さず、あと2年は解散はしないという。

 野田内閣、施政方針演説、言葉は踊るが、具体策を何一つ示せない。実行可能な北方領土返還、円高、デフレ対策、経済成長戦略等、国の借金を10年で半減するくらいの大構想を示せないものか。
 
 普天間、円高の解決策は見えず、一川大臣は素人、安住大臣はピエロ役か猿回しのサルにしか見えない。

  党綱領もなく、人材も底が割れた、極左左派政権が、過去2年の民心置き去りの迷走から見ても、これからまともな国家運営ができる筈がない。一刻も早い大政奉還を願う。

 国家を破綻の方向へ貶めた民主党、マニフェスト破綻、詐欺、素人政権は、政権に居座る正当性は皆無、国家運営能力なきことを反省し、速やかに政権を降りるべきが正解ではなかろうか。


 スティーブ・ジョブズ氏を悼む。
 


 ニコニコ動画   佐藤正久議員  普天間基地の対応を質す。




参考図書

国力とは何か―経済ナショナリズムの理論と政策 (講談社現代新書)
国力とは何か―経済ナショナリズムの理論と政策 (講談社現代新書)中野 剛志

講談社 2011-07-15
売り上げランキング : 93


Amazonで詳しく見る
by G-Tools



何故かジャズ されどジャズ

Another Look
Another LookRyan Cohan

Motema 2011-08-16
売り上げランキング :


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


nice!(212)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 212

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。