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隠された争点 [政治、経済]

【語られぬ争点】(上)「はやぶさ」予算は不要なのか 技術立国に暗雲


技術者の反乱
 
財政運営の一側面からの効率性や短期的収益・成果のみで研究機関の予算、事業の仕分けを行うべきではない。  参院選に先立つ4月28日。日本のものづくりを研究面で支えるテクノロジー分野の26学会の会長が共同で科学・技術による力強い日本の構築」と題した声明を発表した。こうした声明が出されること自体、異例中の異例だ。  資源やエネルギーに乏しいわが国では科学技術が国の運命を決めるといって過言ではない。


 
世界競争力ランキングで日本は民主党政権が発足した2009年の17位から27位にダウンした。大学の研究論文数でも中国に水をあけられ、DVDやリチウム電池、カーナビ…先端技術が絡む商品の日本企業の市場シェアは後退の一途。「OECD(経済協力開発機構)加盟国で唯一の研究開発予算の削減」など国力の凋落(ちょうらく)を裏付ける指標は数多くある。


引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100707/elc1007072154008-n2.htm

 隠された争点とは、普天間問題である。消費税増税を掲げ、争点をすりかえてしまった。

【語られぬ争点】(下) わが国をどう変えたいのか 水面下の蠢動 国揺るがす3法案

引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100709/elc1007092317006-n1.htm

 国揺るがす3法案とは、外国人地方参政権、人権侵害救済機関設置法案、選択的夫婦別姓である

【語られぬ争点】(中)鳩山政権の残した課題は…暮らしは二の次

引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100708/elc1007082240008-n1.htm



 
 夜間も飛べるソーラー飛行機

 
太陽エネルギーだけで空を飛ぶソーラー飛行機の試作機「ソーラー・インパルス(Solar Impulse)」が8日朝、約26時間の連続飛行を達成した。夜間を通して飛行したのはソーラーエネルギーだけで飛ぶ飛行機として初めて。


引用記事全文
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2739974/5949949#blogbtn



 
ベルトラン・ピカール氏は離陸前に、「ソーラー・インパルス」について「航空界だけでなく、人間社会にとっても全く新しいものだ」と語った。試験飛行の目的について「燃料を使用しない飛行」と、「化石燃料エネルギー依存からの脱却が考えられているよりも容易であることの証明」の2つを挙げた。


引用記事全文
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2739848/5947516


  日本には、事業仕分けで、科学技術関連の予算が無節操に削られている。未知なるものへの挑戦、明日の夢への可能性を受け止める感受性を持たぬ輩たちに、事業を仕分ける資格はない。


  一昔前、藤田田さんが、「ユダヤ商法」の中で、”80、20”の法則を紹介した。空気中の酸素、窒素のこの含有割合があまねく社会をもを席巻する、というものだった。

  ビジネスの要諦は、攻めるも、退くも、20%だという。 事業仕分けでは、ばさばさと廃止、切り捨てである。


  無駄や遊びが、明日の活力を生み出す。ビジネスで例えられる、80、20の法則がある。働きありは全体の80%で、あとの20%は巣の周りをうろうろしている。それでは働きあり80%だけを働かせると、やはり20%はうろうろするようになるという。

 遊びは、褶動軸が回転するために必須かつ微妙なマージンなのだ。

  丹羽宇一郎、元伊藤忠商事会長・社長は、70、20、10の法則と言う。組織で働くのは70%、うろうろ20%、会社に批判的な反体制分子が10%いるという。

  この10%を働かせねば、真のリーダーにはなれない。うろうろ20%、反体制10%を排除すれば、組織は存続出来ないという。

 かって、アメリカの学者が、人生の無駄な時間を計算したことがあった。 行列に並んだり、電車やタクシーを待ったり等、一見無駄な時間が6時間ほどあるという。


 まさに無駄とは、この必要悪なのかもしれない。 しかしここに明日の活力の源泉があることを見抜く賢さを身に着けたい。


 稀代の勝負師、升田幸三名人は、遊びの効用、人生の間合い、と言った。 時には浪費のすすめ、夜の銀座で、豪快に遊ぶくらいの度量も必要なのかもしれない。

  升田幸三名人の座右銘は、「新手一生」であった。定石を超えて新手を創造することであった。定石を破壊するのではなく、定石が持つ普段見せない顔を見出すことなのだ。

 かって、小沢一郎氏は、麻生太郎氏との党首討論に際し、映画、「山猫」の冒頭のキャッチコピーを例に上げた。

 「新しさとは常に変化することである」

 まさに、変化することであって、破壊する、捨て去ることではない。タリバンは、バーミヤン遺跡を、クメール・ルージュはアンコールワット遺跡を破壊したが、その後に、何が残り、何が生まれたのだろうか。


 今日本の緊急課題は後ろ向きに国家を解体することではない。捨てるもの、残すべきものの見識高き選択の上に立ち、明日の日本を創造することではないのだろうか。 

参考図書

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