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衣食足りて礼節を忘れた! [国際]

 
 G8サミット開幕、財政危機問題で一致めざす

 
各国首脳は、依然としてぜい弱な世界経済の回復を持続させてゆく対策をめぐる相違点を調整し、ふくれあがる財政債務の立て直し策についての一致を目指した。

引用記事全文
http://www.afpbb.com/article/politics/2737698/5917653

 "In God We Trust”は、アメリカ合衆国国家の建国精神を謳う標語である。

 アメリカは、もう一つ標語を持つ。 ”多数からなる一つ”である。

 国家の運営を担う首脳たちは、その重大な責務を担うにあたり国家と自己に対する宣誓を行う。米大統領就任式に於いては、特に聖書に手をのせ宣誓する。

 日本は、国旗、国歌に敬意を表さず、宣誓をせずとも国の運営が出来る。ここには選ばれし者、公人たる者たちが持つべき偏向なき確固たる国家観はない。

 国旗、国歌に敬意を表さない為政者たちは、公に仕える国民の代表たる資格はない。
 
 【橋下日記】(30日)「国旗国歌はしっかりと教えるべき」
 
午前9時19分 登庁。サッカーワールドカップに絡んで「会場では国旗が掲げられ、国民は意気揚々と国歌を歌っていた。教育現場と国民の感覚はずれている。国旗、国歌は日本の象徴であり、しっかりと教えるべきだ」と報道陣に語る。

引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100630/lcl1006302215008-n1.htm


 ”衣食足りて礼節を知る”、原典は中国春秋時代の宰相、管仲 の言葉。先人たちの汗と苦闘に培われた治世の言葉だ。
 
 日本人が失ったのは「節義」の心、 文芸批評家、都留文科大学教授・新保祐司氏は言う。 
 
戦後六十余年の間に、日本人が「当たり前」のように持っていた「節義」の心といった倫理観が、「戦後教育」などをだらだらとやっているうちに、消え去ってしまった。今日の日本の政治や社会、あるいは文化の惨状からひしひしと感じられるのは、この喪失観ではないか。

引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/100630/acd1006300340000-n1.htm



 天下の愚策、不労所得まがいの子供手当てと高校無償化の財源なきばら撒き政策。汗を流さずにもらえる報酬は、努力や勤労意欲を阻害する。曽野綾子氏は、「要らないものを与えるのは害毒」だと手厳しい。

 このばら撒き政策の発想自体が貧しい。少子化対策と言うがまるで問題の核心をはずしている。

 未だ社会主義の幻想的平等主義に取り付かれ、適正なる競争原理をも無視した愚策が、額に汗を流し働き、勉学する意欲を阻害することに気づかない。

 
 適正なる競争原理と言ったのは、歯止めなきグローバル化による社会格差や、産業の空洞化等が世界を駆け巡り、その弊害が惹起する国の疲弊が解決されねばならないからだ。



 われわれは、国家観も人生観もなく、与えられるものは何でも受け取り、犠牲や奉仕の精神を置き忘れた哀れな市民たち、ではない。

 世界の友との連帯と明日の進歩を見ず、生活第一と一国平和主義が、この国だけに続くとは思わない。

 
 マッキンゼーの言う、「大きな絵を眺める」、「海の水を全部沸かすな」、に耳を傾けるがいい。


 国の借金、862兆円、国民一人当たり、約700万円。ギリシャは対岸の火事ではない。豊かなる者と貧しい者との違いは、寝ている間に、資産が増えるか、借金が増えるかの違いだ。現状で日本は、寝ている間にも間違いなく財政破綻に向かっている。日本国債暴落の悪夢が来ないという保障はない。


 この国の為政者たちが、何を考え、何をしようとしているのか、冷徹に見極めねばならない。もううわべだけの絵空事にだまされてはならない。

 「うっかり一票、がっかり四年」、と言うが、このままでは、この国はもたない。年間一人一億円もかかる為政者たちは、職を賭す、ぐらいではすまない。命がけで闘う覚悟を持たねばならない。

われわれは、為政者たちの裏に潜む偏向と独善を見抜く慧眼を持つ努力をしなければならない。

 16世紀以来、フランス人は、セーヌ川に浮かぶ帆掛け舟、パリ市の紋章と、パリ市の標語、「揺らげども沈まず」を掲げ、パリを、フランスを誇りとしてきた、という。

「揺らげども」とは、軸足が動かないこと、ブレとは、軸足がずれ動くこと、例のヤジロベーも重心が動けば、安定を欠き立ってはいられなくなる。 日本は国家の重心がどこにあるのか、どこに置くのか、明確にせねばならない。

 日本の為政者たちは、市民社会を語るが、国家を語らない。パリの市民たちに学ぶべきことは多い。

 もういい加減に、謝罪外交や自虐史観から抜け出さないと、領海侵犯、領土侵犯がまかり通る時代になるかもしれない。 日本は通貨や国債を狙う国際金融資本の格好のターゲットだという。ロシア外交の鉄則は「「国家をなめられてはならない」だと聞く。

 為政者ではなく、「民」が賢いノルウエーは、人間開発指数(HDI)で、一人当たりのGDP、平均寿命、就学率、成人識字率ともに、常に世界トップクラスに君臨している、という現実を見習うべきであろうか。


 youtube 青山繁晴 G8、北朝鮮非難の裏/深謀遠慮を見抜く。




参考図書

 
ドイツ・ロマン派を代表する画家、カスパール・ダーヴィト・フリードリヒ。その絵画に湛えられた深い崇高感覚に、シューベルトの音楽、中原中也、梶井基次郎、ランボー、チェーホフの文学、東山魁夷の絵画、そして哲人ニーチェの言葉を折りかさね、そこに谺する「崇高なもの」の響きを、現代社会への根源的問いとして聴き取る


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