SSブログ

北朝鮮核実験/ 揺らげども沈まず [国際]



「こうと決めたら何が何でも」が日本人の流儀というわけでもなかろうが、現行憲法も施行から62年、内外の激動の波にまったく揺れず、一度も改正されることなく今日に至っている。しかし本体が揺れないものだから、しわ寄せが条文解釈のブレとなって表れた。破綻(はたん)をきたす前に、ここらで少しは時代の要請に沿って「揺れる」ことも大事なのではないか。上手な船頭は波動に合わせるように船を揺らし、船体の安定をはかる。つまり、沈まないために自らが揺れるのである。揺らげども沈まず-バランスの妙を教えるこの格言はパリ市の標語にもなっており、同市の各所には、セーヌ川を行く帆船の図像とともにこの標語が掲げられているという。


引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090524/trd0905240323004-n3.htm

揺らげども沈まず

 16世紀以来、フランス人は、セーヌ川に浮かぶ帆掛け舟、パリ市の紋章と、パリ市の標語、「揺らげども沈まず」を掲げ、パリを、フランスを誇りとしてきた。

揺らぎとは、揺らいでも軸足が動かないこと、ブレとは、軸足がずれ動くこと、例のヤジロベーも重心が動けば、安定を欠き立ってはいられなくなる。

 日本は国家の重心がどこにあるのか、どこに置くのか、明確にせねばならない。

自衛権のない国家は存在しない。日本国憲法は、自衛権の保有を否定していない。ただし、集団的自衛権は保有はするが行使はできない、という論点はどこから来たのだろうか。

   国家が、こんな文言の解釈で揺れている。茶番なのか、詭弁なのか、ここでウロウロするようでは、日米安保体制はもたない、という。

防衛大学校名誉教授・佐瀬昌盛氏は、現行憲法中に集団的自衛権保有を否定する文言はない、という。
 
隣国、北朝鮮は、国際社会の警告を無視、国連決議違反の核実験を平然と行い、核保有国を名乗る。 麻生政権が 敵基地攻撃能力保有論の法的な可能性に言及すると、北朝鮮への宣戦布告だとして、「日本全土を報復圏内として修羅場にする」と警告する。正気の沙汰とは思えない。200基のミサイルを日本に向けて配備済みともいう。

高層ビルの屋上部分は、絶えず風や振動に対して揺れている。揺れることで倒壊を免れるのだという。どんな強風が来ようが、嵐が来ようが、揺れるだけで沈むことはない。

平和のみを謳い、 国旗、国歌を否定し、自衛権まで放棄する国家が存続するわけがない。今こそ腹を据えて、「国の姿、かたち」をととのえる時ではなかろうか。


参考図書  「1/f揺らぎ」はもともと真空管のノイズ(雑音)として発見され、家電の応用技術にも取り入れられた、自然界の1/fゆらぎの不思議を解明する。

ゆらぎの世界―自然界の1/fゆらぎの不思議 (ブルーバックス 442)
ゆらぎの世界―自然界の1/fゆらぎの不思議 (ブルーバックス 442)武者 利光

講談社 1980-01
売り上げランキング : 220117


Amazonで詳しく見る
by G-Tools



Youtube 動画再生

 ドビッシー アラベスク  心地よい揺らぎの旋律をもつピアノ曲。




  黄昏のビギン、 歌にも心地よい揺らぎがあります。







nice!(65)  コメント(11)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 65

コメント 11

よしあき・ギャラリー

気狂いに刃物が北朝鮮
バカに権力が日本
????
どっちもどっち
とも言っておられない
焦眉の急務ですね。 
by よしあき・ギャラリー (2009-05-30 04:59) 

斗夢

その通りだと思います。
憲法改正と言えば、目くじら立てる政党もあります。
何を変え何を変えないかの議論さえできない。

by 斗夢 (2009-05-30 05:21) 

SilverMac

羮に懲りて・・の憲法解釈、ウンザリしています。いい加減に憲法改正しないと。
by SilverMac (2009-05-30 07:58) 

めもてる

話し合い、話し合いでどうなったか、過去の事例を見ていけば
判ることなのに、言い出さない、この国は危ういと感じますよね。 今回もまたしても中国が消極的国連安保理決議に消極的
なんなんだあの国はと思っています。
by めもてる (2009-05-30 11:45) 

mimimomo

こんにちは^^
全面的に賛成です。
何とかしないと沈みます。
by mimimomo (2009-05-30 12:35) 

駅員3

北朝鮮をみていると、とても良識ある指導者が考えたとは思えない発言と、行動をしています。
北朝鮮の国連大使など、本当にそう思って発言しているのでしょうか?
わたしだったら恥ずかしくていてもたってもいられないでしょう。
もういい加減で国際社会も毅然とした態度で、対応しなければいけない時期にきているのではないでしょうか。
揺れと、ブレの違いは、なるほどその通りですね。
どんなに風が吹いて揺れたとしても、軸足はしっかり大地に根差して、何事にも対応したいですね。
そして、軸足は国が、人種が違っても、変わらないはずです。
私達の子供達の為に、少しでも今より良い社会にして引き継いでいく事でしょう。
長々と失礼いたしました(^-^;)
by 駅員3 (2009-05-30 18:46) 

やまがたん

平和主義なのはいいですが、強盗が家に来て
防衛をしない人はいないと同じです
国には国民を守る義務があるのですから
自衛権を行使する、持つことは当たり前だと思います
ポチポチポチっと応援☆
by やまがたん (2009-05-31 07:01) 

にすけん

 職場の問題もそうですが、『現実を見失った理屈遊び』があるマスを持つと、その範疇で現実そっちのけの世界が完結してしまうんですね。
 特に認めたくない面倒な現実に対しては、本質を人任せにして逃げ道を作り、天の岩戸を閉めてしまう人が一定数存在します。
 この惨状は、やはり日本人の平均的問題解決力・精神力が落ちているんではないかと…
by にすけん (2009-05-31 12:35) 

janvierm

ナイスが押せなかったのでコメントで失礼します。

おっしゃる通りやと思います。
誰の為の何の為の憲法なのか・・・
by janvierm (2009-05-31 17:35) 

mamii

わたしは戦争に参加したものです、戦争を否定するものではありませんが、国債のもめ事は、できだけ平和的に解決すべきです。
但し、限定的に自衛権だけを認めた憲法改正ならわたしも賛成。

by mamii (2009-05-31 22:33) 

香雪蘭

どちらに転んでも多方面な解釈ができる憲法は、
そのような思惑で紡ぎ出されていたのなら
多少の救いはあるのでしょうけれど…
…どうなのでしょうね。
by 香雪蘭 (2009-05-31 23:35) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。