北の恫喝外交 [国際]
【外信コラム】北京春秋 中国人の北朝鮮認識 2009.4.15 03:44 昨年夏、北京五輪でボランティアスタッフの若者たちと雑談したとき、「一番嫌いな国はどこか」と聞いたことがあった。「日本」と「韓国」との回答が多かったことは予想通りだったが、「(北)朝鮮」と答える人も多く、日韓に負けないほど中国人に嫌われていたことが意外だった。 日本が嫌われるのは「歴史を反省しない」が主な理由で、韓国は「漢方薬を自国の発明にするなど文化を盗んでいる」などが原因らしい。北朝鮮が嫌われたのは「うそをつくこと」と「援助に感謝しないこと」だという。
引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090415/chn0904150344000-n1.htm
北朝鮮、六カ国協議離脱だという。国際社会を手玉に取り、恫喝外交の常とう手段である。
「衣食足りて礼節を知る」と言うが、貧困がこれほど人間の精神を錯乱させる現実に言葉もない。
北朝鮮の生命線は中国が握っている。では、中国人民が嫌いな国は、日本、韓国、北朝鮮であるという。「北朝鮮が嫌われたのは「うそをつくこと」と「援助に感謝しないこと」だという。
北は、人道と平和を掲げ、核とミサイルを開発してきた。中国人民日報のホームページには、人工衛星発射成功と言うが、「もはや自国民しかだませないだろう」という書き込みが殺到、次には「最先端のステルス衛星の開発に成功したと発表するに違いない」と皮肉られている。
北朝鮮に、信義や礼儀を求めても効果なしである。ジャスパー・ベッカーの言う「国際社会の常識が通じない国」という認識を新たに、日本はしばらく静観し冷却期間を置き、ことの本質や狙いを見極めるべきなのか。
相手の狙いがはっきりしない時は、将棋で言う「手を渡す」のがいい。当面の急務は、拉致問題の解決へ向かって有効な手だてを打つことであろうか。
参考書籍
朝鮮戦争―金日成とマッカーサーの陰謀 (文春文庫) | |
萩原 遼 おすすめ平均 ものすごい労作 北朝鮮側史料を通して明らかになってきた朝鮮戦争の実態 金日成ニセモノ説はトンデモ とりあえず開戦時の北朝鮮軍の動向把握には役立つ一冊 陰謀史観トンデモ本 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
金正日 隠された戦争―金日成の死と大量餓死の謎を解く (文春文庫) | |
萩原 遼 おすすめ平均 説得力のある仮説 衝撃の書。嘘か本当かいつかわかる日がくるかも。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ならず者国家―世界に拡散する北朝鮮の脅威 | |
Jasper Becker 小谷 まさ代 おすすめ平均 この一冊 世界に拡散するテロリズムの禍根 恐ろしいのは「ならず者」なのか「国家」なのか 国家としての存在を許されない‥その実態とは Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2009-04-15 10:46
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コメント(9)
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『ならず者国家』読みました!
しかし「北の恫喝外交」には、感心します。
日本もしたたかな外交を展開して欲しいものです。
by kazenotomo (2009-04-15 14:43)
歯がゆい思いばかりですね。
by yakko (2009-04-15 17:00)
ステルス衛星開発成功、言いかねませんね。
by SilverMac (2009-04-15 19:27)
私は壮大な歴史をもつ中国という国は好きだし、そこに暮らす人々も好きです。
でも、『中国政府』は如何なものか。
ならずもの国家に組する政府の将来に不安を感じます。
by 駅員3 (2009-04-15 20:13)
ステルス衛生開発成功wwww
すいません;;;
中国とロシアは皆北と同じ考えだと思っていたので、少し驚きました。
by janvierm (2009-04-15 21:48)
国民の動向を政府が握っている
それが共産国の恐ろしさ。
その国の中でしか生きられない人々が憐れです。
中国は対米を意識し、足並みを揃えようとしている様が
見え見え。
アメリカが北朝鮮と直接交渉をせぬよう
日本が不利になるような交渉は絶対避けて欲しい
切に願うばかり。
by 風子 (2009-04-16 08:06)
全然コメントになっていないですが・・・
中国も自国のことがわかって無いですね・・・ヘヘ
by mimimomo (2009-04-16 20:24)
恫喝外交をやめて、せっかく痩せたんですからダイエット本でも書いたら売れるでしょうに。
タイトルは「金ちゃんのダイエットでマンセー!」とかなんとかでいいですものね。
よっぽどスマートな対外アピールになると思うんですが。
by STEALTH (2009-04-18 18:14)
だから各国がどう行動すべきか、1人1人どう行動すべきかが
わからない。とすると、黙らざるを得ないです。
「日本もしたたかな外交をすべき」「中国にも気をつけるべき」と
するコメントは参考になるので、こんなコメントはまあわかります。
ただ具体的にどうするかと思うと、思いはあてなく彷徨うばかり。
by 春分 (2009-04-19 07:52)