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リーダーの覚悟 [政治、経済]

 六カ国協議の核放棄、拉致、テロ国家解除の問題の解決の
道筋が見えない。

 日本政府の拉致家族への対応も心もとない。平和憲法の
呪縛は戦後60年、未だ抜けない。

 首相補佐官 中山恭子氏は、当時「せっかく帰国した拉致
被害者を北朝鮮へ戻すことなどあり得ない。それを国家の
意思として表明すべきー。そんな当たり前の主張でバッシ
ングを受けた。

 女が『国家の意思』とは何事かとも言われた」という。
 (産経新聞 人、瞬間 ひととき 抜粋)

 これに比し、フォークランド紛争時のサッチャーの名演説がある。

 「大英帝国の旗の下、祖国に救援を求める国民が一人でも
いる限り、我が国政府が見捨てることは絶対にない」
 
今、ロシア、中国、インド等の人、マネーを取り込んでニューヨーク
以上に活況を呈している街がロンドンである。

(以下 月刊『致知』より抜粋)

 かって、この国は教育の荒廃、財政赤字等の危機の中にあった。
この危機を見事立て直した政治家、「鉄の女」の異名を持つ信念の
政治家が、第71代イギリス首相マーガレット・サッチャーである。

 サッチャーは在任中、何度もテロリストに命を狙われ、2人の
秘書が命を落としている、という。

 『いつ死んでも本望という、捨て身で政治に臨んだ心意気に
国民は感動し、支持したのである。

 国をよみがえらせるにはリーダーが「捨て身」になって自らの
理念を説くことである。捨て身の覚悟」―リーダーのそれだけ
の強い覚悟が国を、組織を蘇えらせた』という。

 (京都大学教授 中西輝政、 月刊『致知』2008年2月号
~特集テーマ「将の条件」より~抜粋)













タグ:リーダー
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コメント 4

斗夢

立法・行政のニュースを見ていても
力が入らないんです。
生きているだけで、幸せーーーと思わなければ
ならないようです。
by 斗夢 (2008-05-23 12:23) 

yakko

サッチャーさんて立派な方だったんですね。
今 あんな信念を持った政治家はいるでしょうか?
by yakko (2008-05-23 15:33) 

よしあき・ギャラリー

まっとうな日本人もいることは確かですが、捨て身になれる人は少ない世の中です。理不尽なことに遭遇した場合、自分はどうかと問われれば、出来る範囲でやるとしか言えない。周りを信ずることができない世の中としか言えない。
自分のことしか考えない風潮は、我が国の圧倒的多数と言わざるを得ない状況です。
安保闘争のあのエネルギーは、どこへ行ってしまったのでしょう。
官僚主導の政治を変えない限り、この国は、どんどん弱体化してゆくことでしょう。私は、そのように考えています。
by よしあき・ギャラリー (2008-05-23 19:38) 

STEALTH

格差社会の是正を議会で問われて、彼女は「金持ちを無理やり貧乏人にしたところで、貧乏人が金持ちになるわけじゃない!」と言ったとも言います。
好きですね。このいさぎよさ。
by STEALTH (2008-05-25 08:25) 

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