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一片のパン「幼いマリコに」 [社会]

【やばいぞ日本】第4部 忘れてしまったもの(1)一片のパン「幼いマリコに」

 2007.11.6付 産経新聞に連載された 【やばいぞ日本】の記事より。
 
81歳、進駐軍兵士だった元ハワイ州知事、ジョージ・アリヨシ氏から手紙(英文)が、記者の手元に届いたのは今年10月中旬だった。

 
元知事の訴えは、「義理、恩、おかげさま、国のために」に、日本人がもう一度思いをはせてほしいというものだった。終戦直後に出会った少年がみせた日本人の心が今も、アリヨシ氏の胸に刻まれているからだ。


引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/life/education/071106/edc0711060344001-n1.htm (1)(2)

 一片のパンを「幼いマリコに」に分け与える靴磨きの少年の姿に投影されるのは、当時の日本社会、親たちの真摯に生きる汗と苦闘の物語であった。

  国を背負う覚悟もなく、国旗、国歌を否定、国から受ける恩恵のみをぬくぬくと受け、菅政権に群がる輩たちは居住まいを正して聞くがいい。

 軸足を日本の外に置く菅談話は、この 汗と苦闘の物語を踏みにじった。

 
 厳しい時代に苦闘と気概の物語
 
 
終戦直後、米海軍カメラマンのジョー・オダネル氏(今年8月、85歳で死去)の心を揺さぶったのも、靴磨きの少年と似た年回りの「焼き場の少年」であった。  原爆が投下された長崎市の浦上川周辺の焼き場で、少年は亡くなった弟を背負い、直立不動で火葬の順番を待っている。素足が痛々しい。

 
苦難にたじろがない、乏しさを分かつ、思いやり、無私、隣人愛…。  こうして日本人は、敗戦に飢餓という未曾有の危機を乗り切ることができた


 ジョー・オダネル氏の記事の中には、氏の心を揺さぶった、亡くなった弟を背負い直立不動で立ちすくむ少年の写真があった。氏の「トランクの中の日本」に収められたこの写真は見る者の胸を打つ。

引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/life/education/071106/edc0711060344001-n1.htm (3)(4)


 菅直人は、かって官僚は馬鹿だと発言した。自身の空っぽさを棚に上げて、政治主導を唱え、国会質疑でリーダーシップを問われるとおよそ見当違いの回答をする。

  廃墟と焦土の中から立ち上がった先人たちの苦闘に対し、君が代も歌わず、国家を背負う覚悟もない無為無策の現菅政権の国家運営では申し訳が立たないであろう。マニフェストは何一つ実行できず、有言実行内閣は菅政権発足以後のことだとシラを切る。

 国民が選んだ政権の姿は、民主党菅政権の中にはない。いまだ財源の裏付けなき子ども手当を増額するなどという子供だましの政策にはうんざりする。外交や財政の要に対するリーダーシップがまさに欠如しているのではなかろうか。


参考図書

トランクの中の日本―米従軍カメラマンの非公式記録
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