横綱相撲

　　川上哲治　かってのジャイアンツ、不動の四番バッターで
ある。

　バット一閃、閃光の如く、一、二塁間を鋭くゴロで抜くのが、
四番バッターのヒットである、と川上氏は言う。

　ぼてぼてのヒットで結果は同じでも、それは四番バッター
のヒットではない、という。

　常に、四番の重責を担う「場」と「役割」が与えられ、それを
こなして行く度量がなければならない。

　「場」と「役割」は、吾々凡人にも与えられている。ひがむこと
はない。チャンスは万人に平等にやってくる。常にチャンスを
ものにする覚悟を磨いておくことだ。

　朝青龍が稀勢の里に「蹴手繰り」で勝つと、「横綱として品位
に欠ける」と評される。決まり手以上に、普段の人間の品格が
問われるのかも知れない。

　ひとの生き方には、特にプロである以上、譲れない流儀がある。

　選ばれし者たちは、観る者に感動を与える責務を背負う。

　世に、横綱相撲、とよく言われる。堂々と四つに組んで勝つ。

　世に、語り草になる名勝負というものがある。自分が、その
勝負を戦っている場面をイメージすると良い。戦い抜いた感動が
自分を、一回り大きくするかも知れない。

　小手先の勝負ではなく、選ばれし者たちは、観る者に感動を
与える責務を背負う。熾烈な勝負を勝ち抜いて、風格が出るもの
なのかも知れない。

　読書（参考書籍）


　

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タグ：四番バッター 名勝負

コメント 10

結果良ければ、全てよしが通用しない世界もありますね。
by よしあき・ギャラリー (2008-07-25 06:12) 

四番バッターは重責なんです
こいつに任せばなんとかなるという
チームのムード引っ張る役目もあるんですよね
だから、欲しいのは確実な打点
ここぞでは必ず決めてくれるという
安心感が四番には必要なため重責なんですよね＾＾
by yamagatn (2008-07-25 07:47) 

お早うございます。
先日は拙ブログに来て下さってありがとうございました。
今日のmwainfoさんの『場』『役割』のお話良く分かり
ました・・・
どんな立場の人であれ皆、夫々に与えられているんですね。


by ちゃーちゃん (2008-07-25 08:30) 

強いものは勝って当たり前、打って当たり前、そういったものが風格となってくるんでしょうね。
by 旅爺さん (2008-07-25 08:35) 

人が求めるものと、自己が極めるものは
必ずしも一致しないかもしれませんね


by engrid (2008-07-25 15:55) 

こんばんは＾＾
横綱相撲、品格、、、とても大事なことですね～　自分自身にも
そんなこと言って聞かせることも大事。生き様、大事にしたいと思う
年齢です。
by mimimomo (2008-07-25 18:39) 

プロは自他に磨かれていって風格が出てくるのでしょうか。
凡人でも与えられた役割があり、努力していくことによって
それなりに品格が出てくるのでしょうか。
by yakko (2008-07-25 18:47) 

四番打者っていうのは大変な重責なんですね、
ただ強打者というだけでは駄目なんですね、存じませんでした。
by Azumino_Kaku (2008-07-25 23:20) 

勝てば官軍・・・基本的にはそう思っています。でも、本当に勝つ時ってやはり方も精神状態もクリアな場合だと記憶しています。
心技体、天の利、地の利、時の利、そして人の縁・・・勝つためには我が物とせねばならないことは案外多いような気がします。
by STEALTH (2008-07-26 07:41) 

上り詰める段階で精神も鍛えられていく・・・・と思うんですが・・・・最近のスポーツ選手（に限りませんが；；；）
by janvierm (2008-07-26 10:12)