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塩爺、国益を語る! [政治、経済]

 
刺激を受けた1冊の本がある。一昨年夏、富士山麓に
全国から集った理科好きの中学2年生40人に、ノーベル
物理学賞を受賞した江崎玲於奈、小柴昌俊両氏ら日本
の一流科学者が合宿授業を行った記録『知りたいやつは
ついてこい!』
(監修・有馬朗人元東大総長、NHK出版刊)を読んだ。

 「創造性の育成」塾と銘打たれた授業に、子供たちは目を
輝かせながら科学の醍醐味(だいごみ)を体験した。「日本
の未来を拓(ひら)き、世界に貢献できる少年少女を育てる」。
こう掲げられた教育プロジェクトに私は感銘を受ける一方で、
教育は経済と表裏一体である現実も思い知らされた。

 潜在能力があるにもかかわらず、万人が等しく教育を受ける
機会に恵まれるわけではない。誰もがこうしたスーパー授業
には参加できない。「格差」のひずみが国全体に蔓延している。

 今の日本はどうにもならんほど元気がない。国会では国益を
めぐる議論が影を潜め、「国民の目線」というキャッチフレーズが
錦の御旗の如(ごと)くもてはやされている。

与野党ともに上っ面だけの言葉に踊り、その日暮らしを決め込む
ばかり。これでは国に活力が出てくるはずはない。
 (産経新聞抜粋)

 低次元の不毛の国会論戦に、塩爺が吠えた!

 近頃は、論議にも応じない。「国民の目線」を独善的に解釈し、
ごみ箱を漁る様な議論がまかり通る。

 塩爺は、大企業は故郷に戻れ、という。東京の一極集中是正の
による地方との格差解消のためである。

 京都府や愛知県で生まれ育った世界企業を見習えという。

 まったくその通りであるが、東京都の開発政策には大きな問題
がある。

 農地の宅地化政策である。東京の農業は、農地を宅地化し
アパートやマンション経営と兼業しないと成り立たない。

 相続税を収めるため、農地の半分を処分して税金に充てる。
あとは宅地開発業者が、高層マンションを建築し、日照権等の
訴訟問題に発展する。

 「緑の畑の中のマンション建設反対」という近隣住民の声は
抹殺される。

 農家の土地成金は、セルシオやジャガーに乗って田んぼに
出かける。

 農家の後継ぎは、次第に朝早くから暗くなるまで汗水流して
働かなくなる。

  破壊されるのは、緑だけではない。若者たちは、汗を流して
働くことのしんどさ、尊さを忘れ、楽して儲ける拝金主義へ走る。

 東京の一極集中のなれの果てである。

 これでは、明日の日本を背負って働く若者たちが育つ筈もない。
都や国の舵取りは、国益を忘れ、私利私欲の権益を振り回す輩達
に任すわけにはいかない。

伊藤忠会長、丹波宇一郎氏は、、給料返上、それこそ無給で自社
再建のために取り組んだ。

 率先垂範、選ばれし者たちは、襟を正し日本丸の明日の航路を
切り拓いてほしい。


MSN産経ニュース








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