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昭和の名参謀、瀬島龍三氏逝く [社会]

 戦前戦後を通じ、秀才中の秀才、昭和の名参謀と言われた瀬島龍三氏
が逝去した。

 生前、NHKの週間ブックに出演され、冗談交じりに、決戦なら分かるが、
決算の棚卸しは分からない、棚からモノを下ろしてどうするのだろう、と、
答えていた笑顔が浮かぶ。
 
中曾根康弘政権のブレーンとして土光臨調委員などを務め、国鉄、電電公社、専売公社
の民営化等に道筋をつけ尽力した。

ー以下、Wikipedia抜粋ー

「山崎豊子の小説『不毛地帯』の主人公・壱岐正中佐、『沈まぬ太陽』の登場人物・龍崎
一清のモデルであるともいわれ、『二つの祖国』では実名の記述が見られる。保守層を
中心に支持者が多いが、証言が誠実でないとして批判もされていて、評価が分かれる
人物である。

肯定的な立場はフジテレビスタッフ『瀬島龍三 日本の証言―新・平成日本のよふけ
スペシャル』や綱淵昭三『瀬島龍三の魅力―ビジネス・ステーツマン』などに見られ、保阪
正康『参謀の昭和史』、共同通信社社会部『沈黙のファイル―「瀬島 龍三」とは何だったのか』
などに否定的な見解がある。

なおソ連との停戦交渉時、瀬島が同行した日本側とソ連側との間で捕虜抑留についての
密約(日本側が捕虜の抑留と使役を自ら申し出たという)が結ばれたとの疑惑が故・斎藤
六郎(全国抑留者補償協議会会長)、保阪正康らにより主張されているが、ロシア側は
そのような史料を公開していない。

半藤一利はこの疑惑を否定している。本人も停戦協定の際のソ連極東軍事司令官ワシレフ
スキーと関東軍総参謀長秦には上記の密約を結ぶ権限がなかったことを用いながら反論して
いる(『日本の証言』フジテレビ出版)」

 昭和の参謀は、伊藤忠会長まで勤め、名経営者でもあった。

 座右の銘は、男も女も、それぞれの本分を尽くすのが使命と言われていた。

 昭和の巨人は、天寿を全うし、本分を尽くし、安らかに眠りについた。
 ご冥福をお祈りいたします。 合掌!


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