交戦権なき軍隊

　日本の自衛隊は、憲法上、軍隊ではなく、自衛のための交戦権を持たない。

　これは、中国の「一国二制度」同様、天下の詭弁ではなかろうか。

　拓殖大学教授　藤岡信勝氏は、産経新聞　正論欄に以下の投稿をされて
います。

　「日本は湾岸戦争時、戦費のみを提供し、憲法九条があるからと、ナース一人
も送らずに世界の笑いものにされた。一国平和主義が通じないことを、黒澤　明
監督の「七人の侍」を例に取り解説する」

　「離れ家は三つ。部落の家は二十だ。三軒のために二十軒を危うくはできん。
また、この部落を踏みにじられて離れ家の生きる道はない」

　「いいか！　戦とはそういうものだ」

　「他人を守ってこそ自分も守れる。己のことばかり考えるやつは己をも滅ぼすやつだ」

　これが湾岸戦争時の日本の姿だ、と教授は言う。これが世界の非常識となった一国
平和主義の姿だという。

　世界の若者たちが、自由と平和を守るため、他国の戦争を戦い、命を落としている
現実を、我々は共に受け止めねばならない。守るべきものは自分だけではすまない筈だ。

参考図書

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教科書採択の真相 かくして歴史は歪められる
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