北朝鮮亡命高官の遺書

　北朝鮮、亡命高官、黄長燁の証言、第２部が、産経新聞に
連載されている

　１９９７年、北京、韓国大使館へ赴き韓国へ亡命。　亡命に
あたり妻への遺書を書いたが、遺書は夫人の手には渡らず、
亡命後に知らされたのは夫人と娘の死であったという。

　現在、黄氏の家族と親類は、国家反逆罪で強制収容所に
収容されているとされる。

　黄氏は、金正日とその体制の方向を糾すべく亡命したとされ
ている。

　自らの家族を犠牲にしてまで亡命せざるを得なかった北朝鮮
国民の悲惨な状況を見過ごすことは出来なかった。

　「私は、黙ってここに、これ以上いることは犯罪だと思った」
　（産経新聞、黄長燁の証言、より抜粋）

　亡命から１０年、北は核保有へ進み、国情は益々悲惨な状況
だと言う。

　黄氏の亡命の悲痛なメッセージは韓国、米国、世界へ届いて
いないのか。

　「自分のために家族は死んだ」　黄氏の声は何処へ届くのか。　　　
　
　米国は、テロ支援国家の指定まで解除する方向だという。

　一体、何が正義なのか。

参考図書

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