情報将校、明石元二郎の品格 [おすすめの本]
日露戦争勝利の影の立役者と言われる、明石元二郎は、
1900年初頭、ロシア公使館付陸軍武官に着任した。
明石は、日露戦開戦を前にロシアの政情の後方撹乱及び
情報収集を目的に、参謀本部より、100万円の工作資金を
与えられた。
明石は、当時フィンランドの地下組織で活動していたレーニン
等に、ロシア革命支援及び武器調達資金を提供した。
明石のこれ等の活動は、日露戦争勝利に多大の貢献をした。
明石は任務終了後、100万円の内、残った資金27万円を
明細書を付けて返還したという。
今の政治家は、情けないことに私利私欲に走り、談合をはじめ、
公金を平気でくすねる。
秘密工作資金であるから、返還しなくともお咎めは無い筈である。
それを明細書を付けて返還する精神は、正に国家の品格を背負う
手本ではなかろうか。
当時の100万円は、今の時価に換算して、約2000億円と言われる。
27万円といえば540億円に相当する。自らを律する武士道精神を持った者の矜持であろうか。
参考図書
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2007-04-03 12:00
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