将棋名人戦、共催へ

　朝日、毎日の名人戦共催案は、両社対等な立場で協議に入ることで
基本的に合意された。

　名人戦主催については、将棋連盟の財政赤字が原因で、連盟の運営
自体が問われている。

　連盟は、企業同様の運営形態をとり、プロの将棋指しを全て社員とし、
リーグ戦の掲載権をその収入として、給料及び必要経費（出張費等）
を社員に支払う。
　
　この収支バランスが悪く、財政赤字を立て直すべく、契約金の多い朝日の
単独開催案に決まったが、朝日側の、より多くの読者に伝えることは将棋
文化の発展につながる、とした共催案を両社の話し合いにて検討する。
（産経新聞抜粋）

　かっての大山、升田の名人戦は、点滴を打ちながらの正に天下分け目の
死闘であった。

　大山は、金、升田は、角使いの名手であった。剣豪に例えるならば、大山は
武蔵、升田は小次郎流の技の冴えがあった。

　升田は「新手一生」を自己の将棋の目標とした。今、羽生、森内、佐藤が新しい
時代の将棋を創作しつつある。

　名人戦共催が将棋界の発展と将棋少年達の夢に寄与することを願う。

参考図書

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