将棋、名人戦の行方。 [将棋、囲碁]
将棋名人戦のスポンサーをめぐり混乱が起きている。
将棋連盟が契約金の多いスポンサーを選ぶのは、M&A同様の手法で、お金で買えない
ものはない、という風潮の助成になりかねない。
伝統ある名人戦にまでお金の匂いとは、子供達の純粋な夢にとってプラスにはならない。
ファンや子供達のさわやかな勝負への夢は壊さないで欲しい。
かって、故大山永世名人は、同じような騒動が有った時、信義が大切とした判断を下した。
連盟の経営も厳しいであろうが、米長会長の新しい知恵の一手で乗り切って欲しい。
本ブログは務めて公正、偏向なき視点に立ちます。
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勝負にも礼を尽くす。 [将棋、囲碁]
永世棋聖、米長邦雄氏の引退の花道となった「第五十三期王将戦挑戦者決定リーグ戦」
の対局で、佐藤(現棋聖)は羽織袴の正装で下座に座って待っていた。
「びっくりしましたねぇ」米長は自宅に電話をして和服を取り寄せた。
「僕が本当は下座なんですが、敬意を表してくれているのがわかりますよね」
上座を譲られた米長は、通常下位の者が取る「玉」を盤上に並べ、「王」を下座の後輩に譲る
心配りは忘れなかった。
この両者の対局態度が素晴らしい。互いに、礼を尽くして戦う、米長流のさわやかさが、後輩
達に見事に受け継がれている。
(一部産経新聞引用)
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「直感力」を磨く/深い修練により磨かれるもの。 [将棋、囲碁]
かって、中原名人に加藤一二三八段が挑戦した名人戦最終局で、最後の一手、一秒の秒読み
の中で加藤が勝ちを制した。どちらが勝つか解からない局面で加藤が勝った。加藤はこれを
指運といった。
最後は「読み」ではなく「直感力」の勝負になるが、それは日頃の弛まない「読み」の修練の賜物だという。
運も修練が呼び寄せる。プロは一目百手といって、一瞬で百手を読み最善の第一手がひらめく。
しかし初めから直感で指すことはない。時間の有る時はかなりの手数を読むが、殆ど第一感の
一手に戻ると言う。
将棋のプロの先生方は、武蔵の「五輪の書」をよく読む。将棋も格闘技で、戦いの極意を読み
取る為に読む。
勝負は、思い入れ、精神力が強い方が勝つというが、剣豪、武蔵は、これを「拍子」と表現する。
命のやりとりをする中で、「拍子」とは見事な言い回しである。