脱原発の代償

　韓国がベトナムに原子力協力で親書　菅首相の「脱原発」迷走につけ込む？

　

日本が原子力発電所２基の建設受注で基本合意したベトナムのグエン・タン・ズン首相に対し、韓国の李明博大統領が５月下旬、原子力発電に関する協力を推進する旨の親書を渡していたことが２６日、分かった。ベトナム側も韓国に使節団を派遣するなど前向きだ。日本の原発輸出では、トルコとの交渉で、トルコ側が日本との優先交渉を月内に打ち切る意向を示すなど「日本外し」が加速している。菅直人首相の思いつきによる「脱原発宣言」で、日本の原発輸出戦略が最大の危機を迎えた。

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　http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110727/plc11072701300002-n1.htm

　今、原発を無条件に賛成する国民はいないであろう。しかし脱原発を言うなら、エネルギー政策の大転換を国と世界との連携の中で、経済、産業を賄える実現可能な明日の設計図を多岐にわたり示さねばならない。

　脱原発は、代替えエネルギーや自然エネルギーへの転換期間の問題と、それに伴う3兆円を超える費用増を国民が負担する覚悟が必要だと言う。

　さらに来年3月、全ての原発が停止すると、20万人の雇用が失われるという。20万人の雇用を賄う受け皿を創出せねばならない。

　原発に代わる産業用の安定電源を確保する間、企業の生産は待ったなしで、工場の海外移転を検討せざるを得ないという。

　有力な輸出成長戦略の一つである原発輸出の道が閉ざされれば、それに代わる輸出戦略を立てねばならない。

　
　それ等に対する現実的対案、工程票、財源無き菅直人の思い付きで、国家の根幹をなすエネルギー政策は大混乱だ。

　海江田経産相が首相に不快感「やってきたことは無駄だった」「悔しい」　埋蔵電力問題

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　http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110727/plc11072720460022-n1.htm

　リーダーが組織或いは部下を信用できなくなる時、そのリーダーもその組織も存在理由を失う。

　自らの無能と責任回避のため、菅直人が置き去りにしてきたもの、普天間基地、八ッ場ダムをはじめとして、何一つ成果の上がったものはない。消費増税、雇用確保等すべてお座なりだ。

　かっての事業仕分けでは、埋蔵金を、今回の電力不足では余剰電力を裸にする思いつきは、緊急時の備蓄を阻害する愚策に等しい。

　最大の汚点は、震災復興が四か月遅々として進まないことだ。命を守る政治が、人間も家畜の命も救済できないでいる。更に風評被害は、産業、農業、観光と多岐にわたる。解決のメドすら立たない。

　事態が解決に向けて動かないのは、リーダーが信用されていないからだ。　もはや菅直人のために一肌脱ごうという部下はいない。

　かって、これほど無能で国の明日を閉ざす政権がなお居座り続ける政治があったのだろうか。


　「延命」見透かす世論　「嫌菅」から「嫌民主」へ

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　http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110725/plc11072522040018-n1.htm


　清湖口敏　首相の発言　ペテン師顔負けの国語冒涜

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　http://sankei.jp.msn.com/life/news/110725/art11072507520001-n1.htm

　初代内閣安全保障室長・佐々淳行　菅首相退陣に言論界立ち上がれ

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　http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110727/plc11072703070005-n1.htm


　元検事総長・但木敬一　総理の単眼の危険

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　http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110727/plc11072703140007-n1.htm


　　稲盛日航会長、首相に早期辞任を要求

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　http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110728/stt11072808110001-n1.htm

　30年を超える市民の党との癒着、連携は菅直人の本質である。本人は国を変えるなどと尤もらしい事を言うが、国家に弓を弾く戯言に過ぎない。

　菅直人が主導する「国のかたち研究会」なるものがある。市民運動、政治活動の実態をつぶさに見れば菅直人のもくろむ国のかたちが見えてくる。ここに先人たちや多くの国民が描く本来の日本の姿はない。

　拉致問題然り、国家観なき菅直人が立つ軸足が違うのだ。彼の立ち位置は日本の国土の上にはない。

　中井氏の要請で同行　日朝極秘接触の拉致事務局職員

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　http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110727/plc11072711520015-n1.htm


　「職員は休暇で…」日朝接触、政権ぐるみ　「隠蔽」は簡単にほころび

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　http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110727/plc11072700570000-n1.htm

　 筑波大学大学院教授・古田博司　民主主義なき市民運動の果てに　

　

菅首相の場合は、「政治主導」は「独裁」の域に達してはいないか。東日本大震災で１０万人もの自衛隊員に出動を命ずるのに安全保障会議を開かずに法律を無視、閣議決定を経ず関係省庁・電力会社にも通告せずに突如、浜岡原発の停止を要請、被災地の国民支援に遅滞して訪問先の避難所で「もう帰るんですか」の怒声を背に浴びた。公論衆議を途絶する行為をわが国では独裁というのである。

　引用記事全文
　http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110712/plc11071203080000-n4.htm

　菅直人の独断専行、民主党政権の言論封殺体制等は、中国、北朝鮮なみの極左政権に近い。民主主義国家の議会制民主主義にはなじまない。まさに政治の国難非常事態の様相だ。


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