男らしさを問う

　最近の不祥事に思うこと。

　米国の著名な政治文化学者でハーバード大教授の
ハービー・マンスフィールド氏は「男らしさ」の特質として、

　「衝突やリスクを恐れない」
　「他者に命令を出すことを避けず、その分、他者の
　の責任も負う」
　「決定や実行が早い」
　「威厳、勇気、栄光などを重んじる」
　「自信が強く、他者の思惑を気にせず、素直で頑固」

　などをあげている。

　日本の武士道精神から継承されたものは、いさぎよさ（潔さ）で
はなかろうか。

　山本周五郎は、「樅の木は残った」の中で、逆臣の汚名を着て
死んでゆく主人公に、真の大人の男を魅せた。

　男は、弁解をせず、黙って一切の始末と責任を引き受けるもの
なのであろか。

　瀬島　龍三氏は、男の本分、女の本分をあげて、それぞれの
本分を尽くすことが必要と主張されています。
　
　日本人は男のＤＮＡとして、特に「いさぎよさ」を受け継いでいます。
卑怯を嫌うフェアーな精神ではなかろうか。

読書（参考図書）

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