政府のニート支援策を問う [社会]
政府の再チャレンジ推進会議は、仕事に就かず学校にも行かない、
いわゆるニートと呼ばれる若者の自立を促すため、臨床心理士など
専門知識を持った人を家庭に派遣し、就職や就学の相談にあたると
したニート支援策をまとめた。(NHKニュース抜粋)
一方、毎日新聞では、高村薫さんと考える:今月のテーマ 働く意味
<with 藤原健・編集局長>を載せた。
◇基本は「食べるため」だという。
定職につかない若者たち、就職したくてもできない学生、そしてITベンチャー
やデイトレーダーなど今、脚光を浴びる職業へのあこがれ……。若い世代の
仕事観が、これまでになく多様化している。激変する労働環境のなか、若者
たちはどこへ向かい、働く意味をどこに求めればいいのか。高村さんは
「やりがいや生きがいは幻想。働くのは食べるため。若い力を使わないと損だ」
と、至ってシンプルに説いた。(毎日新聞抜粋)
ニートを生んだ社会や親たちの責任は重い。
幼少時から成人に至るまでの家庭での躾けや教育がお粗末なのだ。
箸の使い方や食事のマナーすら教えられない親達が多い。
北尾吉孝氏は、幼少時の祖父、両親の教育が自分の人間形成の重要
部分になっている、と言う。
高村薫氏の「食べるため」は逆説の真理であろう。今の日本があるのは
先人達が、それこそ食うために一心不乱に働いてきたおかげなのだ。
仕事に打ち込むことで、人生、仕事、他者との関わり合いが見えてくる
筈である。
ドラッガーの名言がある。
「最初の仕事はくじ引きである。最初から適した仕事につく確立は高くない。
しかも、得るべきところを知り、向いた仕事に移れるようになるには数年を
要する」
「石の上にも三年」 である。やりがい、生きがいはそこから生まれるので
あろう。
参考図書
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