知るより忘れることが大事だ [詩]
大事なこと
真の人間になろうとするためには
着ることより
脱ぐことの方が大事だ
知ることより
忘れることの方が大事だ
取得することより
捨離することの方が大事だ
坂村真民 「大事なこと」より。
時には、重心を低くして、頭をからっぽにすることもいいかも知れない。こだわりを捨てると楽になるかも知れない。
参考図書
坂村真民一日一言―人生の詩、一念の言葉 | |
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不思議 [詩]
不思議 坂村 真民
念じていたら必ず
そうなってゆく
体も
そうなってゆく
周囲も
そうなってゆく
一切が
そうなってゆく
そういうものを
不思議という
不思議とは、不可思議の略だともいう。
不可思議とは、仏の智慧や神通力が及ばない、数えられないくらい大きい数を言い、それより更に大きい数を、無量大数という。
『日本古来の、やまと言葉には、一つ、から始まって、十、までしかない。やまと言葉は、両手の指の数しか数詞を持たない。あとは「とあまり(ひとつ、ふたつ...)」となって余りでしかない。この余りは他の人々に分けるのが「掟」であった。
この調和性こそがやまと人の精神であり、まさに自然(あめつち)とともに生きた人々の言葉なのである』
「一」の秘法 友常貴仁著 より。
やまとの人々には、余りを他に分け与えるという調和の暮らしぶりがあった。まさに、あめつちとともに暮らす、知足の叡智を持っていた。
欲望のとどまるところを知らぬ現代人にとって、これは不思議であるのかもしれない。
参考図書
念じていたら必ず
そうなってゆく
体も
そうなってゆく
周囲も
そうなってゆく
一切が
そうなってゆく
そういうものを
不思議という
不思議とは、不可思議の略だともいう。
不可思議とは、仏の智慧や神通力が及ばない、数えられないくらい大きい数を言い、それより更に大きい数を、無量大数という。
『日本古来の、やまと言葉には、一つ、から始まって、十、までしかない。やまと言葉は、両手の指の数しか数詞を持たない。あとは「とあまり(ひとつ、ふたつ...)」となって余りでしかない。この余りは他の人々に分けるのが「掟」であった。
この調和性こそがやまと人の精神であり、まさに自然(あめつち)とともに生きた人々の言葉なのである』
「一」の秘法 友常貴仁著 より。
やまとの人々には、余りを他に分け与えるという調和の暮らしぶりがあった。まさに、あめつちとともに暮らす、知足の叡智を持っていた。
欲望のとどまるところを知らぬ現代人にとって、これは不思議であるのかもしれない。
参考図書
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夕焼け [詩]
「夕焼け」
やさしい心の持ち主は
いつでもどこでも
われにもあらず受難者となる。
何故って
やさしい心の持ち主は
他人のつらさを自分のつらさのように
感じるから。
やさしい心に責められながら
娘は」どこまでゆけるだろう。
下唇を噛んで
つらい気持ちで
美しい夕焼けも見ないで。
吉野 弘 さんの詩である。
時が、そして年を重ねることにより、人は見えてくるものが違う。今まで見えなかったものが、ふと見えてくることがある。
自分の正義を押し付けて、理解されない不条理を嘆く。しかし、理解されなくとも耐えることを覚えると、相手にも正義があることが見えてくる。
遠藤周作氏は、「罪とは相手の人生を乗り越えて、そこに落とした傷を忘れてしまうこと」だと言った。
相手とともに見る夕焼けは、きっと美しく輝くに違いない。
参考図書
何故かジャズ されどジャズ
やさしい心の持ち主は
いつでもどこでも
われにもあらず受難者となる。
何故って
やさしい心の持ち主は
他人のつらさを自分のつらさのように
感じるから。
やさしい心に責められながら
娘は」どこまでゆけるだろう。
下唇を噛んで
つらい気持ちで
美しい夕焼けも見ないで。
吉野 弘 さんの詩である。
時が、そして年を重ねることにより、人は見えてくるものが違う。今まで見えなかったものが、ふと見えてくることがある。
自分の正義を押し付けて、理解されない不条理を嘆く。しかし、理解されなくとも耐えることを覚えると、相手にも正義があることが見えてくる。
遠藤周作氏は、「罪とは相手の人生を乗り越えて、そこに落とした傷を忘れてしまうこと」だと言った。
相手とともに見る夕焼けは、きっと美しく輝くに違いない。
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