腹を据えて、確かな国の明日を背負えるか！

　衆院選２０１４　アベノミクス　野党側に対案なし
　

野党第一党の民主党に欠けているのは「脱デフレ」という認識である。 　首相はアベノミクスによって企業収益増、賃上げ、消費増の好循環を実現すると強調した。消費税再増税の延期期限までに経済を安定成長軌道に乗せ、税の自然増収を実現し、財政再建を目指すのを「国家の意思だ」とまで言い切った。

　引用記事全文
　http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141202-00000065-san-pol


　衆院選きょう公示　国家観「決戦」へ希薄　８党首討論会
　

民主党は肝心の政権公約（マニフェスト）についても、相変わらず財源が伴わない「画餅」であることを露呈する場面があった。民主党が公約で「最低保障年金の創設」を掲げたことに関し、こんなやりとりがあった。 　安倍首相「導入すると、当時の民主党政権の皆さんも新たに５％の消費税引き上げ、１２兆円が必要だと言っていた。１２兆円をどうするのか」 　海江田氏「どういうプランを立てていくか。これは財政の黒字化の問題もあるから、その問題も併せて検討しているところだ」 　何の答えにもなっていない。

　引用記事全文
　http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141202-00000063-san-pol


　反論には、実現可能な対案、腹案を出さねばならない。対案なき反対は、誹謗、中傷、やっかみと大して変わらない。

　海江田党首の言うことは、世論の御用聞きにしか聞こえない。アベノミクス反対を言うが、具体策として経済を、財源をどうするのか、この国の大局的な将来を語ることはない。

　かって、海江田氏が民主党党首に選出された時、自作の漢詩を披露した。立命館大教授・加地伸行氏に、

　「下手な詩である。決まり文句をただ並べただけ。ま、それは下手の横好きということで許されるとしても、詩（絶句）において最も大切な最後の句、すなわち第四句の意味がメチャクチャなのである」と酷評された。

　こんな漢詩を無頓着に公表する海江田氏の発想は民主党の体質なのであろうか。

　前政権時、民主党が掲げたいい加減な大愚策、対案無き普天間移設、ヤン場ダム中止がとん挫したいい例だ。大局を見る見識と判断基準を持たぬ愚かな輩達の様相は今でも全く変わっていない。

　民主党が掲げる「分厚い中間層の復活」とは一体何なのだろうか。　かって、海江田氏は、「年収1500万円は、金持ちではない。中間所得者だ」（Wikipedia)と言った。中間層とはこの層のことなのだろうか。全体の１２％だと言われる。

　庶民の感覚からいえば、年収1500万円は金持ちの部類であろう。先ず「金持ちではない」という海江田氏の感覚を疑う。

　アベノミクスの恩恵を受けない年収300万円以下の低所得者層は全体の４０％超であると言われる。

　ならば広がる格差を解消するため、この低所得者層を中間層、年収1500万円クラスに引き上げるためには、どういう具体策があるのだろうか。

　全く支離滅裂、まさに「画餅」のでたらめさである。前民主党政権時の迷走詐欺政権と言われた惨憺たる風景の再来は見たくもない。

かって、黒鉄ひろし氏は、民主党政権を、「こんなひどい、えたいの知れない政党がこの世にあるのかと驚いた。マニフェストとは何だったのか。民主党は嘘つきなのではなく、単に頭が悪かっただけだったことが分かり、国民は唖然としている」と言った。

　とまれ、国を預かる者たちが、国家の大計を見極め、この国の明日を、しっかりと語り、実現可能な方策を示し、腹を据えて日本の明日を変えて行くことを願う。


参考図書

アベノミクスの逆襲
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