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黙祷、そして合掌、ふるさと創生! [社会]






 東北大震災は、千年に一度の大災害だという。ならば、このような災害は、向こう千年の間起らないように祈る。

 追悼の意味 3月11日
 
防災放送で津波の来襲と高台への避難を呼びかけ続けた、町役場の女性職員にこそふさわしいというのだ。おっしゃる通りである。宮城県南三陸町の防災担当職員、遠藤未希さんは、多くの町民の命を救った後、津波の犠牲となった。

 
先日、「夢を生きる~テイラー・アンダーソン物語~」というドキュメンタリー映画を見る機会があった。米国の小学生時代から日本にあこがれていたテイラーさんは、6年前に来日を果たす。石巻市の小中学校で英語を教えていたところ、津波に遭って亡くなった。24歳だった。

 
復興が果たして、亡くなった人たちの望む方向に進んでいるのか。きょうは、それを確認する日でもある。

 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140311/dst14031103090000-n1.htm


 あれから3年、いま何ができるのか(3月11日)
 
大地震には「3・3・3の原則」がある。最初の3分はまず自分の身を守らなければならない。次の3時間で安全な場所に避難し、3日間を生き延びる。不明者の救出も3日がタイムリミットとされる。慣れない避難生活の3週間は将来への不安が募る。3カ月でそれを乗り越え自立をめざす。

 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/140311/waf14031111370005-n1.htm




 日米が立ち返る「トモダチ作戦」 杏林大学名誉教授・田久保忠衛
 
日本人にとって、3年前の東日本大震災で諸外国から受けた御恩ほど忘れ難いものはない。とりわけ、米太平洋軍がわれわれの眼前で展開してくれた、「トモダチ作戦」がいかに強烈な印象を与えたか。感激のあまり、私は産経新聞に掲載された感謝広告発起人の一人になった。自衛隊との共同作戦は、法を軽視する周辺諸国に対する抑止力を意味していた。

 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140310/plc14031003200003-n5.htm


 3月11日、東日本大震災から3年、犠牲となった多くの方たちに、謹んで手を合わせたい。

 あの日に、世界から受けた熱い支援にも感謝の意を表したい。

 人間には、他者のために、犠牲、貢献する遺伝子が受け継がれている。自らの命を顧みず、他者の命を救済する崇高な姿に感銘を受ける。

 復興道半ば、いまだ故郷に帰れず、仮設住宅に暮らす人々がいる。働く場も希望もないまま明日のあてもない生活を余儀なくされている人々がいる。

 復興を願う現場の人々の意見が反映されず、意に反した復興事業が行われていると聞く。

 漁師を生業とする人々は、海を見て、空を見て、波と潮と天候を肌で見て感じて、漁と対峙する。海が見えぬほど高い防潮堤を作ってどうするのか。もはや、そこで人間が暮らすことはできないと言う。

 人がそこで暮らすということは、生きがいをもって働く場と将来への展望がなければならない。

 復興は、まさに、”ふるさと創生”事業なのだ。

 暮らしを守るべき政治が、復興の大局を外して、利害、利権に走ることなきよう肝に銘じてもらいたい。

 安倍政権、少しタガが緩んでいないか。これでは、東北の大地で必死で生き抜く人々、世界から受けた熱い支援に対し申し訳が立たない。


参考図書

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