高尾にて思う [社会]
4月12日、高尾山 一丁平から、桜越しの、山並みの遠くに、富士山が霞んで見えた。見えたとおりに写真に収まりました。
高尾山へは、例年、一丁平から城山まで、千本桜とも言われる桜の開花時期に合わせて登ります。今年もちょうど見ごろの時期に巡り合いました。
健脚の若い人々は、城山から小仏峠、景信山、陣馬方面に向かうと言いますが、吾々はここまで。相模湖へ下りるか、再び桜を見ながら高尾山口へ引き返します。
衣食足りて礼節知らぬ国々 4月16日
衣食足りて礼節を知る、という。中国古代の書『管子』にある言葉で「礼節」を「栄辱」という場合もある。生活に困らなくなって人は初めて礼儀や道理をわきまえる、といった意味だ。日本では戦後の経済復興のさい、戒めとしてよく使われた。
引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/world/news/140416/erp14041603300001-n1.htm
「沈黙は美徳」の時代は終わった。日本財団会長・笹川陽平
中国、韓国の「日本攻撃」がとどまるところを知らない。安倍晋三首相の靖国神社参拝や集団的自衛権解釈の見直しを「戦後国際秩序に対する挑戦」「軍国主義の復活」と宣伝し、国際社会で日本を孤立させる意図もうかがえる。 安倍首相を「右寄り」と危険視する一部欧米メディアの論調や、米国で相次ぐ慰安婦像の建立、州教科書における「日本海」と「東海」の併記など一連の動きは、国際的な情報戦での日本の敗北を意味している。
引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140415/plc14041503080005-n4.htm
「衣食足りて礼節を知る」 たしなみを知る人の所作は、なんとも美しい。漂う立ち居振る舞いの気品に見ほれることがある。
近頃、テレビなどに出る輩たちは、ら抜き言葉を使い、破れたジーパンを履き、箸の使い方も知らずに食事をしている者が多い。
時代の流行と言えばそれまでだろうが、なんともこの下品、貧相さにはやりきれない。
「衣食足りて礼節を知る」、「沈黙は美徳」、日本人が培ってきた美徳かもしれない。
世界のグローバリズムの流れの中で、時代の価値観が変わるのであろうか。
際限のない欲望との対比に於いて、京都 竜安寺には、「知足の蹲踞」(つくばい)があります。 「吾唯知足」(われ、ただ足るを知る)が刻まれている。
方丈庭園、石庭の石が『一度に14個しか見ることができない」ことを「不満に思わず満足する心を持ちなさい」という戒めでもあるといわれる』(Wikipediaより)
「知足の者は、賎しくと雖も、富めり」
「不知足の者は、富めりと雖も賎しい」
「秩序あるもの、完成したものは、放置すれば崩壊へ向かう」という宇宙のさだめがあります。あの熱力学第2法則、エントロピーの法則です。
方丈庭園の石庭も、無造作に配置された石は15個あるが、回廊のどの位置からも一度に14個しか見えない。
この不完全、未完成さが、崩壊から逃れ、永遠につながると言う思想だと聞く。ちなみに、満月十五夜の15は完全を表し、一つ足りない14は未完成を表すという。
城山からの帰り道には、千本桜の桜の花びらが舞う。
遠藤周作の「沈黙」の一節に、「罪とは人の人生を乗り越え、そこに落とした傷を忘れてしまうこと」があった。 個人でも、国家でも、ここには深い反省が必要であろうか。
音楽に和音(コード)というものが有ります。和音とは音を重ねて、響き、ハーモニーを創ることです。
ジャズやボサノバは、あえて不協和音やブルージーなコードをよく使う。 これもクラシックからポピュラー音楽のさまざまなジャンルのうちの、一つの音楽形式である。
音楽に限らず、世界は多様性を容認しつつも、内紛や、イスラム原理主義者たちのテロが蔓延する。これ等を包括しつつ、世界は動いている。
共存、共栄、吾々は、相対する世界の友との協調や連帯の中で生きる必要があります。 きなくさい紛争の世界から平和の世界へと祈りが届くよう願う。
参考図書
ポケットMAP 高尾山・陣馬山 ([バラエティ]) | |
ジェイティビィパブリッシング 2012-03-22 売り上げランキング : 576670 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
龍安寺の四季―水野克比古写真集 (京・古社寺巡礼) | |
水野 克比古 東方出版 2006-02 売り上げランキング : 942639 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
何故かジャズ されどジャズ
Jacques Loussier Trio Plays Debussy | |
Claude Debussy Telarc 2000-09-28 売り上げランキング : 4374 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
w