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人生、宇宙、すべての(究極の疑問)の答は? [ビジネス]

 グーグルの特殊検索機能に「電卓機能」がある。 この「Google電卓」に、日本語で「人生、宇宙、すべての答」と入れると、42と出る。

 この数字には、意味はないというが、グーグル電卓には、

  "The answer to (the Ultimate Question of) life, the universe,and everything"とある。

 "42"という謎の数字の出典は、「銀河ヒッチハイク・ガイド」という英国のSF小説である。

 試しに、「Ultimate Questionとは?」と入れてみた。「無効な計算式です」と出た。

 あえて、Google電卓で、”人生、宇宙、すべての答”を出すという、この遊び心か冗談か、がグーグルの凄いところかもしれない。


 銀河ヒッチハイク・ガイドに、「人はなぜ生まれ、何故死ぬのか、生まれてから死ぬまでの間、人はなぜいつもデジタル時計をはめていたがるのか」という設問がある。

 「はるか一千万年以上も昔のこと、銀河系のある惑星に、超知性汎次元生物のある種族が、人生の意味について、のべつ議論するのはもううんざりだと考えた。

 その答えを計算するために、ずば抜けたスーパーコンピューター、”ディープ・ソート”を建造した」

 ”人生、宇宙、すべての深遠なる疑問の答は?”、を導き出すために.....

 ディープ・ソートが、「七百五十万年かけて計算し出した「森羅万象の答えが?、生命、宇宙、その他もろもろについての深遠なる疑問の答えが.....、四十二」であった。

 サイエンスフィクションが出したこの答えは、悪しき冗談か、ブラックユーモアなのだろうか。
 
 自然界をもっとも厳密に演釈する『数学にも、「解のない問題」、「解があっても解けない方程式」、つまり答えのない問題も有る、という。

 古代ギリシャに、三大難問があった。

 角を三等分せよ

 円と等面積の正方形を作れ

 形が同じで体積を二倍にせよ


 これらの問題が、不可能と証明されたのは十九世紀に入ってからだという。


 ニーチェは、”神は死んだ”と言い、アインシュタインは、”神はサイコロを振らない”と言った。

 パスカルは、神は存在するか、しないかは不可解と言い、ならば、”神は存在するか、否かに賭けよ”と言う。

 「君がもし賭けに勝てば、すべてを得る。君がもし負けても何も失うものは何もない。それならばためらわずに、”神は存在する”と断言せよ。」

 ”神は存在するか” これこそ人類が抱える現代最大の難問かもしれない。

 
 前記事があります。よろしければどうぞ。

 グーグル、限りなき挑戦



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