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日本人の品格 [社会]

 久子さま-手本にしたい「日本人の品格」 スポーツジャーナリスト・増田明美
 
日本国民が皇室に期待するものは何だろう。今回の久子さまのスピーチとお姿にその答えがあるような気がする。ご自分に対する厳しさ、一人一人に対する思いやりの心が久子さまの美しい立ち居振る舞いを作っていらっしゃるのだろう。7年後、世界中の人を迎える日本人の品格としてお手本にしたい。

 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/sports/news/130924/oth13092409000000-n1.htm

 
 確かに、高円宮妃久子さまの凛とした格調高き気品あふれるスピーチは、世界に感動を与えた。

 曽野綾子氏は、「立ち居振る舞いにはある覚悟が必要だ」と言う。立ち居振る舞いに、にじみ出る品格は、たゆまざる研鑽によるものであろうか。

 多くの人は、美容健康には励むが、教養とか、心を鍛えるという内面の研鑽には熱心ではない、という趣旨の発言もされている。

 「破れたジーパンは幼稚な証拠」だともいう。 まさに品格の対極にある下劣さである。

 破れてかぎ裂きのジーパンをはいて(故意に破いたり、かぎ裂きを入れた?)、子供を連れている親がいる。子供にこれはファッシヨンだと言っても分からない。乞食同然、乞食とどこが違うのだろう。

 100着もジーパンを持っていて、たまたまそのうちの一着が破れていたら、それは愛嬌というかもしれない。

 品のある人が着れば、或いはおしゃれに見えるかもしれない。しかし、一着しかないジーパンが破れていれば、それは、身なりだけではなく、心までもが貧相なのだ。

 最近は、ファッションだの、おしゃれだのと言って、堂々とテレビにまで出てくる。これは出すほうが悪い。

 ここには、けじめも、たしなみも、大人の分別すらない。

 品格は、長い間、自らを律し、心を磨くことで身に付くものなのであろう。

 
 余談になるが、最近はやりの「やばい」という言葉も、もとは、やくざが使う陰語であった。堅気の、しかも若い女性まで使う光景は、なんとも下品の限りだ。


 ミスユニバース世界大会で、2006年第2位の知花くららさん、2007年世界一の森理世さんを育てたフランス人の日本代表ディレクター、イネス・リグロンさんは、「日本女性は、内にサムライの心を秘めている」と言う。
 
 サムライの心が、思慮深き内面からあふれる美と品格を磨き上げるのだろうか。

 もう一人のサムライは、戦前、台湾の近代化に尽くした明石元二郎である。

 日露戦開戦を前にロシアの政情の後方撹乱及び情報収集に任命された明石元二郎は、任務終了後、100万円の秘密工作資金の内、残った資金27万円を明細書を付けて返還したという。

  秘密工作資金であるから、返還しなくともお咎めは無い筈である。 それを明細書を付けて返還する精神は、正に国家を背負う任務を遂行する者の手本ではなかろうか。

 当時の100万円は、今の時価に換算して、約400億円と言われる。

 27万円といえば今の100億円余に相当する。自らを律する武士道精神を持った人間の矜持であろうか。

 退役後は、台湾総統に就任し、教育、港湾、電力、ダム等台湾の近代化に尽くしたという。台湾の人々が、ことのほか親日的なのは、統治時代の政策及び人間の品格の良さであったのかもしれない。


 前記事があります。よろしければどうぞ。

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