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論拠なき暴走 [社会]

  吉田元所長死去で菅元首相、ネット上で大暴走
 
東電と安倍首相が陰謀の共犯者であるかのように決め付けたにもかかわらず、根拠は示さない。あまりにためらいのない筆致には、「この人は大丈夫だろうか」と心配になる。

 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130712/plc13071211370004-n1.htm


 参院選と教育 偏向教科書なくす道筋を
 
教育の中で教科書の果たす役割は大きい。明日を担う子供たちに公正で健全な問題意識を身けさせなければならないからだ。  にもかかわらず、偏向記述や史実の歪曲などの是正は、一向に進んでいない。残すところ1週間の選挙戦では、そうした現実を踏まえての論争を期待したい。

 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130714/elc13071403050017-n1.htm

 7/14付 曽野綾子氏は、「小さな親切 大きなお世話 現場派と書斎派の調和」の中で、

 「現代の若者たちは、やはりコンピューターという書斎派の暮らしに傾くだろう。しかし現場に出て人生に触れると、強烈に人間の本質がわかる。教育の成果は今後この調和にかかっている」と言う。

 前記事の吉田所長の徹底した現場主義が、官邸と東電本社の意向を乗り越えて、原発事故、日本の危機を救ったと言はれる。

 3年余の民主党の政権運営は、まさに書斎派の机上の空論を超えることはなかった。蒼白き貧弱な人間性故、想像力も構想力もなく、小学校の学芸会さながらの拙稚な国会運営であった。

 菅直人などは、身内から「人としてどうか」、「しばらく黙っていて」、被災者たちからは「殺風景な男」と糾弾された。今回の参院選では、党非公認の無所属候補者を応援し、自身のブログなどのネット上では、安倍首相、吉田所長に関する原発、海水注入の事実が捻じ曲げられたと、つじつまの合わぬ主張を繰り返しているという。

 まさに、論拠を示さぬ暴走であろうか。

 実社会を動かせない学問は意味がない。学問をおさめても、実社会を動かす知恵が欠落していれば役立たずどころか害になる。菅直人のように、巧妙にネット上で故意に誤った情報を流せばその影響は大きい。
 

 本来、パソコンは欧米のデジタル文化であり、漢字を根底とした日本文化とは相容れない部分がある。

 日本の漢字文化は、アナログ文化である。デジタルは0と1のはざまには何もない。すべて厳密に決着をつける。

 我らが文化、アナログには、0と1のはざまには無限の情報を見る。

 英語には「まあまあ」という表現はない。日本文化には、0と1のはざまには、白黒の決着をつけない「まあまあ」の解決策を残す。

 まさにここに、曽野綾子氏が言う「現場に出て人生に触れると、強烈に人間の本質がわかる」ことがあるのだ。

 これこそ、現場主義で見えてくるものなのかもしれない。 

 民主党は、政権をおさめる前に、そこに群がる輩たち自らの人間性に疑問があった。人間の心棒をどこに置くのか、この国の明日をどう切り開くのか、机上と現場の区別もつかぬまま破綻へ向かって突き進んだ。 

 聞こえてくるのは、3年余の失政の自己弁護と言い訳と、「自民党政治に戻してはならない」だけであった。

 反対を連呼するだけで、何をしたいのか、何をなすべきか、この国の明日に希望はあるのか、が聞こえてこない。

 国旗国歌に反対の軸足を巧妙に隠し、「アベノミクスには副作用がある」、を連呼し、反対の先にある具体策を示せず、夢遊病者のごとく、「われわれに力を与えてください」、では通らない。

 副作用、或いは毒矢と言うなら、解毒の血清ワクチンが、毒から精製されることを知るべきである。

 処方箋を示せ!である。

 民を立て、信を受け得るべき人間力、統治能力を持たなければ、口先三寸だけで政治という土俵に上がることはできない。



参考図書
 
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