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こいのぼり [社会]

 産経抄 
 
薫風の空を泳ぐ「こいのぼり」は実に爽やかだ。一方で幟に秘められた歴史も思い返してみたい。明治維新という改革の奇跡的成功や日露戦争の勝利の陰には立身出世を目指し、武士や町人が競い合った江戸時代の蓄積があった。そう言えるからだ。

 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/life/news/130505/edc13050503090000-n1.htm

 屋根より高いこいのぼり、昔から男の子のいる家では、鯉のぼりをあげた。今、少子化の流れが止まらない。

 風薫るさわやかな5月、子供たちは大きく羽ばたいて欲しいと願う。

 禅語に「大同無門」がある。

 大道とは仏法を指す。仏法を学ぶために、決まった方法(門)はなく、仏法に向き合う志さえあれよい、という。

 しかし、「門」を入るためには、当然、居住まいを正さねばならない。


 人生は狭き門だけではない。万人に大きな門戸が開かれている。


 子供達が学び、大成するためには、子供の生きる環境の中で、幼少時早くから、尊敬できる親、先生、師匠にめぐり合うことが必須であるかもしれない。

 その影響を受け、「門」をくぐり、大きな志に気づき、大きな夢を持った子供は、大きく豊かな人生と向き合うことができる筈である。


 叶わぬ夢はない、というが、大成した成功者は、ほとんど「ただ運が良かっただけだ」と言う。

 あのハリウッドスター、ポールニューマンも、俳優、事業家として成功したが、やはり、「ただ運が良かっただけだ」と言った。

 アーノルド・パーマー、スティーブン・ジョブズ等々、かなりの強運の持ち主であったと聞く。成功は、彼らが、寝食を忘れて人一倍夢に向きあった結果なのであろう。

 スーパースター 長嶋茂雄氏、王貞治氏も、人知れず、精神と技術の鍛錬に励んだと聞く。

 萩本欣一氏流に言えば、運には。「持って生まれた運、人が連れてくる運、努力により報われる運」があるという。やはり、大きな志や夢が叶うことを強く願う心には、運命の女神がほほ笑むのかも知れない。


 今、時代は、立身出世を求めない。しかし、人生へのあふれる想いは忘れないで欲しい。

 夢に向かい自己をを突き動かすものは何か、命を授かった人生への使命感か感謝ではなかったか。


 

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