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サイバーテロの脅威 [国際]

 迫る「サイバー真珠湾」 国民守る緊急事態条項

 
世界でも有数の高度情報社会の日本。国民生活や経済活動の隅々にまで情報ネットワークが張り巡らされ、コンピューターが極めて重要な役割を果たしている。そんな日本が、全面的なサイバー攻撃を受けたらどうなるか。国の基本法のレベルから、この種の緊急事態、新しい脅威に備える必要がある。

 
3月20日午後2時過ぎ、韓国・ソウル-。主要テレビ局KBSで、社内のパソコン約5千台の電源が突然、一斉に切れた。再起動しようとしても電源は入らない…。10分後には別の放送局、その10分後にはさらに別の放送局で、パソコンが一斉にダウンした。  同じころ、大手金融機関の新韓銀行と農協の現金自動預払機(ATM)が停止。市民に混乱が広がった。

 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130428/plc13042807500003-n1.htm

 対岸の火事では済まされない。昨年、日本へのハッカー、サイバー攻撃は78億件に上ると聞く。 

 ラット(ドブ鼠)と呼ばれる遠隔操作ウイルスである可能性が高いという。

 ウイルスに感染したパソコンが何者かに遠隔操作され、他のパソコンに攻撃をしかける、所謂、感染に気づかぬ、秘かに忍び寄るなりすましウイルスだ。

 パソコンメーカーが、ユーザーへの電話相談サービスに使う遠隔操作は、このハッカーたちが使う技術の入り口にあたる。


 インターネットは、オープン、クローズドネットワークを使い分け、国や銀行等の基幹システムは通常のネットワークからは分離、隔離され安全に運用されていると聞く。


 しかし、国家や特定の組織が、ある意図をもって攻撃を仕掛けると、従来の通常の防御システムでは、今回の韓国のように防御不能となる。


 最近のサイバーテロは、ネットワークやセキュリティーの安全性を打ち破ってしまった。

 
韓国政府は4月10日、北朝鮮のサイバー攻撃だと断定する調査結果を発表した。被害は放送局3社など6機関の機器4万8千台に及んだ。北朝鮮は否定するが攻撃を実行したのは対外工作機関、偵察総局とみられ、8カ月以上前から周到に攻撃を準備していた痕跡があった。 (http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130428/plc13042807500003-n1.htm



 突然、パソコンが起動、再起動できなくなる、銀行ATM停止、株価が不審な動きを見せる、ウイルス対策ソフト、セキュリティーは無効等々、ネットシステムがダウン、大混乱となる。

 あってはならないが、最悪の悪夢は、航空、鉄道、船舶等の制御システムダウン、テレビ、ラジオ、電気、ガス、水道がストップする。国家機能のマヒである。

 一国平和主義、飽食の社会への警鐘かもしれない。

 かって、住基ネット導入時、個人情報漏えいに関し、その安全性が問われた。 国家緊急事態への備えが万全であるかどうかが問われる。

 
 国民総背番号制の導入が検討されているという。強力なセキュリティーと連動するのだろうが、このシステムが破られないという保証はない。人間が持つ底知れぬ悪が、善を凌駕することがあってはならない。

 余談であるが、ウインドウズ8パソコンは、スカイドライブがHDD同様に取り扱われる。世界中のパソコンの情報がここに集約される。セキュリティーでガードされているとは言え、パスワードが盗まれたり漏えいすれば個人情報は裸にされる。

 人間の持つ底知れぬ欲望が、地球環境を破壊したように、快適な利便性を追求する技術の進歩が、逆に成熟社会の崩壊につながる可能性は否定できない。

 スカイドライブに仕掛けられたウイルスで世界は一気に大混乱しないとも限らない。どす黒い悪が、善良なる市民を凌駕しないことを願う。


 とまれ、”足るを知る”を思い起こせ! 我らが先人たちが伝える叡智ではなかろうか。


 京都、竜安寺に、知足の蹲踞(つくばい)がある。この蹲踞には「吾唯知足」(われ、ただ足るを知る)の文字が刻まれている。


 参考関連ニュース
 






Youtube 動画再生 京都 竜安寺のつくばい







 Wikipedia参考、 パソコン遠隔操作事件

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3%E9%81%A0%E9%9A%94%E6%93%8D%E4%BD%9C%E4%BA%8B%E4%BB%B6


 どこからでもファイルにアクセス
 msnスカイドライブ
 http://windows.microsoft.com/ja-jp/skydrive/download


参考図書


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