竜伝説 [国際]
立命館大教授・加地伸行 和臭のある作品
昨年末、海江田万里氏が民主党代表に選出され、その記者会見において、自作の漢詩を披露し、みずから次のような解説をしたという。 すなわち「12月の師走の日本で解散になり、空は寒く、味方は少なく、失敗に終わり、多くの候補者が倒れた。この上は、粉骨砕身、党再生のために生を全うする」と。
下手な詩である。決まり文句をただ並べただけ。ま、それは下手の横好きということで許されるとしても、詩(絶句)において最も大切な最後の句、すなわち第四句の意味がメチャクチャなのである。
引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130127/art13012703030000-n1.htm
安倍首相は、所信表明演説で、「経済再生をめざし、強い日本を取り戻す」と宣言した。
この演説を聞いて、ふと、2011年、来日したブータンのワンチュク国王を思い起こした。
東北大震災の対応につき、日本国民は、「最悪の状況下でも、静かな尊厳、自信、規律、心の強さ」を失うことはなかったと述べた。
さらに、国王は、ブータンの国旗には竜が描かれている。自分は竜を見たことがあると言う。
「竜は私たち一人ひとりの中にいる。竜は自分の経験を食べて大きくなる。年を重ねれば強くなる。自分の竜を大事にしなければいけない」
デフレ下で、国民が長く続いた閉塞感を打ち破り、強い日本、自信に満ちた日本を取り戻すチャンスがやってきたのだ。
巷の竜伝説によれば、竜の爪は一般に3本であるが、昇り竜の爪は、5本を持つと言う。 アベノミクスが放つ矢は3本、竜が昇るるためにあと2本の矢(教育改革と自主憲法か)が必要かもしれない。
今年は、上昇気流に乗る国民の昇り竜が天に舞うよう、賢い民が明日の希望に向かって力強く結束する時であろうか。
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国民総幸福量(GNH)
Youtube 動画再生 ブータン国王、国会演説
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