非常時危機管理能力 [政治、経済]
不意打ち発射は「米情報機関の失態」 元CIA専門家ら分析
北朝鮮が韓国や日本を標的としてとらえた核弾頭搭載可能のミサイル合計600~800基をすでに配備しており、今回の発射はそれらミサイルの性能向上にも寄与するだろうとも分析した。
引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/world/news/121213/amr12121318410007-n1.htm
ならず者国家が、国連決議を無視、ミサイル打ち上げた。 情報戦でも米、韓、日を撹乱、国際社会への挑戦である。
北のミサイルは、発射後10分で日本へ到達する。核弾頭搭載可能のミサイルを600~800基を配備完了しているという。あらためて、「火の海にする」という北の常套句に対する緊急危機管理が求められる。
「憲法改正、特に意見なし」等という平和ボケ民主党政権では、東北大震災、原発事故対応を見ても、その混乱と無策ぶりは、全く非常時危機管理が出来ていない証左であろうか。
万事に危機読めぬ政府 桜井よし子
世論に迎合して、結果として非科学的な神話を生み出し、復興を遅らせていることを首相らは猛反省すべきである。 人々の心情を思いながらも、政治はこの悪しき世論への迎合から抜け出さなければならない。
引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121213/plc12121303180004-n1.htm
東北大震災、原発事故、放射能汚染、北のミサイル打ち上げ等に対する政府の危機管理能力は、平和ボケ、能天気で、そのうえ浅学で支離滅裂だ。
野田内閣をはじめ、民主党に群がる輩達は、国家への軸足を外し、危機に真摯に向き合う資質も能力も持ち合わせていないのだ。
いまだ放射能汚染で、故郷へ帰れない人々がいる。口先ばかりの復興を唱え、明日の希望も持てない多くの人々を置き去りにし、救済できぬ政府。決断の政治とは笑わせる。実行力なき者たちは去れ!である。
「人は弱者をひいきにするが、勝者のあとにしかついていかない。それでもなお、弱者のために戦いなさい」 ケント・M・キース
薩摩の精神文化の中で、四百年に渡り続いてきた「薩摩郷中教育、三つの掟が」ある。薩摩いろは歌である。
負けるな
嘘をいうな
弱い者をいじめるな
日本人の精神文化の中核にある、弱者をいたわり、卑怯を嫌う美学である。
部分と全体、個人と国家、大きな政府か、小さな政府か、容易に答えの見つからない難問である。
小泉改革以降の大きな流れは、市場原理主義、新自由主義、是か非かの論争ではないのか。
「国家の品格」の藤原正彦氏は、行き過ぎた市場原理主義は、日本にはなじまないという。
日本人は、紅葉を愛でる、もののあわれを感じる。西洋人にとっては、紅葉は単なる枯葉だ。日本文化の中核にあるのがこの「情緒」だという。
「敵に塩を送る」というような弱者救済の美学は日本人独特の精神文化であろうか。
国家の舵取りは容易ではない。この3年間を反省し、新政権は、個を捨て、公を背負うことのできるプロ集団が担うべきであろう。
党が何をすべきか、という党綱領も持たず、インデックス2009という裏マニフェストを隠し持ち、国家解体をもくろむ民主党。
「憲法に特に意見なし」、自ら古い政治の枠組みにとどまりながら、前へ進むとはお笑い種だ。どこへ進むのか、国のかたちを何と考えているのか。
そもそも、尖閣国有化で、日中関係をずたずたにした野田首相は、Å級戦犯である。エイぺックでの胡錦濤主席との10分間のやり取りがすべてだ。双方の国家のメンツの上に立つという大局を見ることなく、国有化を決めた。
国有化が悪いのではなく、国有化への道筋とタイミングが悪かったのだ。野田首相は、自らのメンツのみしか見えず、双方の国家の大局を見渡す感受性が欠如した貧弱な国家観の持ち主なのだ。
この愚劣な選択によって、中国が牙をむき、現在の尖閣周辺の海域および領空侵犯の引き金となった。
野田内閣は、この重大事態に触れることなく、対応解決策も示せず、領土および安全保障問題を放置している。
うわべだけ尤もらしいことを言い、国旗国歌に反対し、国家への軸足を外した詐欺、嘘まみれの政権は、潔く舞台から降りるべきだ。
国家再生元年である。日本が、世界の中で立って行くため、国のかたちを選択する時である。先人たちの遺した日本らしき文化を継承し、世界と連携し、しなやか、強靭、品格ある国家を目指したいものだ。
参考図書
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