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100年前の叡智 [政治、経済]



 コンピューターとその関連技術の驚異的進歩が可能にした快挙である。2位ではだめなのだ。


 【賢者に学ぶ】 哲学者・適菜収 政治家の資質について
 
政治家になってはいけないのは「距離を見極めることができない人間」だ。彼らは革命、改革といった派手な言動に酔い、虚栄心に溺れ、過去の判断に責任をとらない。こうした「権力を笠(かさ)に着た成りり者の大言壮語」「知的道化師のロマンティズム」「権力に溺れたナルシシズム」こそ政治を堕落させるのである。

 
加えて言えば、彼らは幼稚である。政治に必然的に付随する悲劇性、現実世界の不条理が理できないがゆえに、そこから目を逸(そ)らし単純な正義を声高に叫ぶ。

 マックス・ウエーバー、100年も前の叡智である。
 
 ”一つの岩の塊が風に揺るがないように、賢者は非難と称賛に動じない”

  ブッダ 「真理のことば」 賢い人より。 


 かって、民主党 仙石由人氏は、「自衛隊は暴力装置」と言って更迭された。 レーニンやマックス・ウエーバーの踏襲であるが、もう一度ウエーバーをを勉強しなおしたいと言った。

 国会で振るわねばならないのは、ゲバ棒ではなく、国家と世界の明日を熱く語り、万人が感動する政治を行うことだ。 

 社会主義の美名の下に、20世紀100年の間に、一億の人間が反体制を問われ、命を奪われたと聞く。 彼らは体制が違えば善良な一市民であった筈だ。

 ソ連、中国、北朝鮮、旧東欧、ベトナム、チベット、アフガン、カンボジア、ソマリア他アフリカ社会主義諸国、etc...の歴史と現状認識が必要だ。

 民主党の面々達は、いまだ社会主義の幻想に取りつかれ、資本家、労働者の図式を超えられない。「教師は労働者」を主張する日教組と共闘する。世界は日々、限りなく進化、混とんとしているのに。

 世界の俯瞰は、マルクス、ケインズ、フリードマンがすべてではない。新自由主義、是か非か、である。

 ミヒャエル・エンデに「エンデの遺言」がある。投資に回るお金と、パンを買うお金は違うという。世界を演釈する知恵は多様である。

 アルベルト・アインシュタイン、エルヴィン・シュレーディンガー、ヴェルナー・ハイゼンベルク、ミッシェル・フーコー、グリゴリ・ペレリマン、フォン・ノイマン、レイチェル・カーソン、チャールズ・ダーウイン等々、世界を動かした天才たちの叡智がある。

 オバマ大統領は、スティーブ・ジョブズ氏は、時代を超えた偉人だと言った。

 マイケル・サンデル氏は、正義は多様化していると言う。 紛争、混沌を解決するものは、政治だけがすべてではない。

 マザーテレサは言う。

 「人間のほほえみ、人間のふれあいを忘れた人がいます。これはとても大きな貧困です」



 首相、早くも野党党首? 攻撃姿勢全開 でも自民は「もう相手せず」
 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121207/elc12120723570055-n2.htm

 野田首相は、他党を攻撃する前に、脱原発、核燃料サイクルへの道筋、明日の国家のあるべき姿を語るべきであろうか。

 100年も時計の針を戻したところに、今も輝く偉大な叡智があった。

 改めて政治家の資質が問はれる。民主党、口先ばかりの尤もらしいことを叫び、責任回避と言い訳に明け暮れる幼稚な素人政治は許されない。


 Youtube 動画再生




 集団的自衛権 行使容認し同盟の信頼を
 
集団的自衛権に関して「わが国を防衛する必要最小限度の範囲を超えるため、憲法上許されない」(内閣法制局)とする憲法解釈を政府が改めようとしないために、「権利はあるが行使できない」という不条理な結果になっていることが原因だ。

 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121208/plc12120803180002-n1.htm

 論説委員・石川水穂 問題談話の総点検が必要だ
 
安倍氏は「朝日新聞の誤報による吉田清治という詐欺師のような男が書いた本がまるで事実かのように日本中に伝わった。人さらいのように(慰安婦を)連れてきたという事実は証明されていない。このことは閣議決定されている」とも指摘した。

 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121208/stt12120803170000-n1.htm

 自衛権、慰安婦問題に対し、野田首相は、野党時代のスタンスとは明らかに豹変した。 

 野田内閣が、いかに二枚舌、三枚舌の欺瞞政治を行っているか、原発被災地、双葉町 井戸川町長の悲痛な叫びからも見て取れる。

 野田総理、動かすのは決断などと言っているが、3年余の実行力なき、まやかし政治では、虚しさしか伝わらない。いくら決断をしても、実行力が伴わねば絵に描いた餅でしかない。

 民主党のマニフェスト総崩れは、言うまでもないが、「脱原発」によく耳を澄ますがいい。その構想も道筋も、都合の悪いことは隠し、核燃料サイクルまで含めた世界とのトータルな議論になっていない。

 みんなの党、江田憲司氏は、野田総理は、政経塾で何も学ばなかった、と言う。まさに名言だ。

 国を背負うべき者たちが、国旗国歌に反対し、美麗字句を並べたまやかし政治は、もう許されない。ウエーバーの言う政治家の資質以前に、民主党に集まる輩たちは、人間の心棒が貧しく半端で偏向しているのだ。

 明治維新の先人たちは、100年後を見据えて、国づくりをしてきた。為政者たちは、せめて明日のあるべき国の姿を熱く語って欲しい。うわべだけでなく、事の本質と政策実現への道筋を見抜く、今は選ぶ側の責任も問われている。
 

Youtube 動画再生  双葉町 井戸川町長、野田首相への怒り。

 民主党は、脱原発を掲げ、放射性汚染土壌の中間貯蔵施設を作ることを双葉町に依頼した。この理不尽さに、井戸川町長は、野田首相を問い詰めた。

 「双葉郡民を日本国民だと思っていますか。法の下に平等ですか。憲法で守られていますか」

 民主党野田政権の杜撰な脱原発政策の浅はかな実態である。




ニコニコ動画再生 青山繁晴 野田政権の欺瞞を問う。





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