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無の境地 [政治、経済]

 裏千家前家元・千玄室 「無」で苦難を乗り越える
 
私が岐阜の伊深の正眼寺で故梶浦逸外(いつがい)老師のもとで参禅弁道していた頃、野球の巨人軍監督(当時)の川上哲治さんが何か行き詰まると老師を訪ね教えを乞われていた。老師は川上さんに何もいわれず「そこへ坐(すわ)っとれ」、即(すなわ)ち座禅をしなさいと指示される。川上さんは何回もそうしていろいろな苦悩から立ち上がられたと思う。それは「無」の教えであった。

 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/life/news/120513/art12051303040001-n1.htm




 指導者はつくれるか(1)松下イズム、忘れた面々
 
「(政経塾の悪評は)松下さんに申し訳ない。でも私は自分なりに受け継いだ理念はたがえずやっている」  元沖縄・北方担当相、高市早苗は振り返る。5期生の高市は塾生時代、選挙時には千葉県船橋市の野田の実家近くの空き家に数カ月間住み込み、彼の街頭演説の場所取り、ポスター張り、戸別訪問にと朝から晩まで働いた。  「同じ釜の飯を食べた仲間」である野田の首相就任はうれしかったが、野田政権は「『政治は国家経営だ』という松下さんの教えと方向が違う気がして寂しい」と語る。  「リーダーにとって一番大事なのはまず理念を打ち出すことだが、野田さんにはそこが見えない」

 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120513/plc12051307420003-n1.htm


 消費税だけじゃない! まだまだある置き去り法案 特例公債法案、規制庁、選挙制度…
 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120510/plc12051023260021-n1.htm


 日本人も捨てたものじゃない。うれしさで胸がいっぱい」 尖閣諸島購入で寄付金4億7千万円 
 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120511/lcl12051121330004-n1.htm

 野田総理は、野党時代、靖国参拝を高らかに掲げ、自衛官のせがれを誇りとしていた。しかし総理になると豹変し、目指すものは、国家の明日ではなく、党の明日の命脈を保つことであった。

 政治生命を賭ける、不退転の決意等々、相変わらず色あせた実の伴わぬ言葉が躍る。

 普天間、TPP、消費税等々、堂々巡りが続き、問責を受けた二人の閣僚も放置したまま、先送りを続ける。

 野田総理は、総理就任時、国家の明日を語る以前に、解散はしないと宣言した。確固たる国家運営ではなく、信なくも、政権の延命が大命題なのだろうか。

 国家より軸足を外したリーダーが、自己犠牲ではなく、自己都合、党の都合で政権運営を続けることは許されない。

  自己を捨て、自己を無にし、国の明日の困難に立ち向かう覚悟も気迫も見えない。
 
  「国を背負わず、言葉が躍る!」、昨年、9/29付で投稿した記事があります。以下、野田総理の実像と虚像の再掲です。

 【くにのあとさき】 東京特派員・湯浅博 政治家は言葉に殉じ

 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110918/plc11091802440001-n1.htm


 問題「民主党の基本理念は?」→首相、正解5つのうち答えられたのは1つだけ

 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110927/plc11092719120020-n1.htm


 曽野綾子氏は、「同感と言う感動なき演説」の中で、一国の指導者のスピーチには、「指導者の哲学と美学が、全体にではなくとも、どこかで溢れ出る部分がなければならないのである」と言う。

  曽野綾子.jpg

 (9/23付 産経新聞 曽野綾子 小さな親切 大きなお世話) 

 野田首相は、就任早々、ノーサイド、解散はしない、と言った。就任以前の見識は、鳩山、菅氏とは比べるべくもなく、自衛官の息子として保守色らしき軸足を見せていた。

 しかし、首相就任後、靖国参拝をはじめ、その見識は一変した。

 解散はしない、党内融和を打ち出し、適材不適所の素人政権でスタートした。この内閣がなすべきは、国を背負うことではなく、第一に民主党政権の延命であった、という真意が見えてきた。

 一国のリーダーになるということは、国の明日を切り開く為ではなかったのか。自らの信念も曲げ、売国的閣僚の底意をかばうとは、もはや総理の重責を担うに値しない。

 「政治家は言葉に殉じ」、「感動なき演説」と揶揄されるように、自らの信念を曲げるようでは男がすたる。

 ネット上に投稿された稲田朋美議員による国会質疑応答を見ていると、野田総理の答弁には、背筋の凍る思いがする。やはり総理一人では、巧妙に隠された民主党反日姿勢を糺すことは不可能とみる。

 「正心誠意の実行」は、国よりも党の延命を優先する方便に過ぎなかったのか。みんなの党、江田憲司氏は、「野田首相は、松下政経塾からは何も学んでこなかった」と言う。

 野田総理、物言えば唇寒し、浅学の士、浅はかなり。
 
 ニコニコ動画  稲田朋美議員、民主党詐欺政権の極み、野田総理の方便を糺す!

 あなたは何のために総理になったのですか!





 おまけ






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