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無知の知 [政治、経済]

 首相と自見氏が連立継続確認 亀井氏は離党 お家騒動の顛末は
 
あえて「代表のまま」と強調したのは、連立維持派が突き付けた「解任」だけは認めないという意地の表れだ。亜紀子氏も「偽装国民新党は解散した方がいい。偽装代表と連立合意した野田政権の正当性も疑われる」と言い放った。

 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120407/plc12040701200000-n2.htm


 [産経抄] ソクラテスの弁明
 
いやはや恐れ入った。自分が任命した大臣を「無知」だと国会の場で公表した首相は、内閣制度が発足した明治18年に伊藤博文が初代首相に就任して以来、95代目の野田佳彦首相が初めてだ。

 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120407/plc12040703150003-n1.htm

 「無知の知」は、ソクラテスの箴言であるが、野田総理が言えば、詭弁にしか聞こえない。人間の底の浅はかさであろうか。

 ソクラテスは紀元前500年頃の、ギリシャの古代哲学者。彼の哲学が社会に有害であるとして死刑判決を受けるが、思想信条を貫き、毒盃をあおり自らの命を絶った。

 ソクラテスは、「最大の賢者は、自分の智慧は、実際何の価値もないものと悟った者である」と言い、老子は、「知る者は言わず、言う者は知らず」と言う。

 さらに、釈迦の教えに習えば、世界は「空 縁起 無常」、であり、自己は、「実体がなく、関り合い、移ろいゆくもの」なのである。

 財務省主導による消費増税に関わる政府与党の、ごたごた、お家騒動は、国よりも自己都合、党と政権延命を図る、信念なき浮草稼業にしか見えない。

 世の為政者たち、自らを捨て、国を背負って、信念を貫き、国の明日を切り開いてほしい。覚悟をもって国民に信を問へ、である。

 城山三郎氏の「男子の本懐」がある。

 昭和初頭、金解禁をめぐり、東京駅駅頭で狙撃された、濱口 雄幸首相は、予算審議の国会登院に、ドクターストップがかけられていた。

 家族や医師の「いのちの保証はできません」を振り切り、「命にかかわるなら、約束を破ってもいいというのか。自分は死んでもいい。議政壇上で死ぬとしても、責任を全うしたい

 まさに「男子の本懐」、迫気迫る覚悟である。これぞ国を預かる者の覚悟であろうか


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