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衣食足りて礼節を知る [社会]

 「政権の自己否定」「信を問え」…自公が反発
 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111230/stt11123014390002-n1.htm


 党内亀裂の深刻さ露呈 野田首相の求心力低下
 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/111230/plc11123001220000-n1.htm

 「仁以って己が任となす、また重からずや」   曾子

 孔子の弟子である曾子は、人生や人間の根幹をなすものは「仁」であると言った。「仁」を全うすれば他者からの「信」を受けることができる。

 北尾吉孝氏は、『「仁」と言う字は、「にんべん」に「二」、すなわち人が二人と書きます。二人の関係を良好に保とうと思えば、必ず相通じる心が必要になります。相通じる心というのは、ある種の一体感です』という。

 この一体感が共感、そして連帯感を生み出して行く。夫婦、家族、友を想う心が思いやりを生み、それが絆になっていくものではないかと思う。

 人間の特質に、自由に「選択」をする、「貢献」をしたい、という欲求がある。この二つを拠りどころにした「奉仕」は、さわやかな人生を満たしてくれる。

 人間はある「節度」を以って、「得」ではなく「徳」を積むことで豊かになる。自らのためでなく、他者に奉仕することによって、信を問はずとも、信を一身に受けることになるのであろう。

 今年もあと一日。慌ただしい。

 われわれは、いつも無力であった。しかし、この反省と願いを超えて、マザーテレサは、たった一人で祈り、行動し、世界を変えた。

 衣食足りて礼節を知る。

 ”衣食足りて礼節を知る”、原典は中国春秋時代の宰相、管仲 の言葉。先人たちの汗と苦闘に培われた治世の言葉だ。

 豊かな生活、飽食と過食の只中にあって、われわれは、「礼節」を忘れた。 失ったもの、犠牲にしたものは、計り知れない。 

 石原都知事は、いみじくもこれを「天罰」だと言った。

 「礼」は、自らは謙虚に、自然や他者を敬う、「節」は、やはり「足るを知ること」、そして、与えることではなかろうか。


 そして、世界の明日のために、友と隣人のために出来ることが何なのか、を問いたい。この問の答えは限りなく重いが、きっと見つかることを信じたい。

 今年一年、皆様方のような華やかなブログには、ほど遠い本ブログを応援して頂き有難うございました。

 どうぞ皆様、お元気でご活躍の上、良いお年をお迎え下さい。

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