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こころのノート [教育]

 
 心のノートとは日本文部科学省が2002年4月、全国の小中学校に配布した道徳の副教材だという。

 
民主党が「心のノート」廃止を求める背景には、日教組が「道徳反対闘争」を繰り広げてきた歴史的経緯がある。日教組は3月にまとめた政策要求書でも「規範意識を重視した道徳など課題が多い」と批判している。

日教組が反対している学力テスト、教員免許更新制度も新政権で見直される公算が大きくなっており、近年の教育改革路線が一気に後退する懸念が出ている


 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091005/stt0910050130006-n1.htm

発足1カ月 成果急ぎ 続く混乱

左派色  衆院選対策上、民主党が政策集「INDEX2009」では明記しながら、マニフェストに載せなかった左派・リベラル色の濃い政策が早速動き出した。背景には、政権内の旧社会党勢力や民主党の支持団体である日教組、自治労などの意向が透けてみえる。

マニフェストで「教員免許制度を抜本的に見直す」とぼかされていた教員免許更新制度の廃止方針も明らかになった。道徳教育補助教材「心のノート」も廃止の方向で、政権は日教組の要請通りに動いている


 引用記事全文
 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091015/plc0910150116000-n3.htm

 「心のノート」

 礼儀正しくしましょう

 家族を大切にしましょう

 目的をもってよりよく生きましょう

 公共ルールを守りましょう

 社会のために一生懸命働き、社会のために役にたつようにしましょう

 この一見当たり前に見える概要にかみつく人々がいる。国家の個人の心への介入だという。この延長線上に、国旗、国歌反対がある。副教材を一律強制するといって反対する。特に、「社会のために」、が気に入らないらしい。

 民主党は、中国、韓国、日本に共通教科書を作る等と言っている。国家の強制を反対する政権が、ちぐはぐなことを言ってはばからない。
 
 反対、反論は大いに結構だ。しかし軸足をどこに置いて反対するのか、反対の先のビジョンまで示すべきである。

 かって、ソ連の冬の時代、「イワン・デニソヴィチの一日」の反体制作家、 A・ソルジェニーツィンは、ソ連には、1000万人の政治犯がいる、といった。

 社会主義体制、中国、北朝鮮等では、反体制政治犯は、公開銃殺刑である。彼らは、体制が違えば、たとえば日本にいれば、罪人でも何でもなく、善良なる市民である。中国へ技術指導に行った友人は、公開銃殺の見学ができるという。もちろん断ったと聞く。

 彼らは、自己の軸足を、国家の外に置いたがために、法の名のもとに粛清された。日本では、反対をしたからと言って粛清はされないが、政権が代わって一部の反対論が表舞台に登場してくるというのはどういうことであろうか。

 憲法論議や、この教育改革路線を推進した安倍内閣は、マスコミ、自称進歩的知識人たちの袋叩きにあい崩壊した。

 民主党は、「教育の政治的中立はありえない」などという日教組のスタンスで政権運営に取り組むつもりなのだろうか。

参考図書

イワン・デニーソヴィチの一日 (新潮文庫)
イワン・デニーソヴィチの一日 (新潮文庫)木村 浩

おすすめ平均
stars明日のない不条理な境遇のなかで人はいかにポジテイブに生き抜いていくか
stars少し期待外れな・・・
stars哀悼、ソルジェニーツィン。凄く面白い!世界文学史に輝く名作中の名作
stars素晴らしい完成度
stars考えることはただひとつ。耐えぬこう!

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