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国の生きざま [国際]

 「素晴らしきNGOたち」より続く。


 悲壮な援助隊員  現在の世界の最大関心は、「本来のテロとの戦争」であるアフガニスタンだ。40の国々がカルザイ同国大統領の要請に基づいて軍隊や国境警備隊や警察を送り、国家再建に最も必要な「治安」の確保にあたっている。国際治安支援部隊(ISAF)には、各国から5万3000人が参加している。  その中に日本の姿はない。「どうして来てくれないのか」と聞くアフガニスタン市民に、「そのかわり、僕たちがいるじゃないですか」と日本のNGOメンバーは答えるという。  1992年、プノンペンで輝くような日本人青年に会った。カンボジアに平和をもたらす夢を語ったその青年は、「日本が国として何もできない分、僕たちが一生懸命やらなければいけないんです」と力を込めた。名前は中田厚仁といった。国連ボランティアとしてカンボジアの平和構築のため働いていた中田さんは、その翌年、ゲリラの銃弾に倒れた。  90年代に世界一と日本が胸を張っていた援助額は、その後4割も減少し欧米主要国の後ろに下がった。ODAの現場ではプロジェクトの打ち切りが続いている。重荷を背負うのは一線の援助関係者だ。カネが足りなくなった分、カネのかからない技術協力を行うJICAの職員や青年海外協力隊員に余分な負担がかかっていないか。予算査定で経済協力費を切り込めば、その分、現場に大きなしわ寄せがいく。


引用記事全文
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080919/plc0809191044003-n4.htm

 
 『国家の責務を個人の善意と勇気に頼るのは、国家の怠慢である。

世界が首をひねる理屈で、野党は補給艦をインド洋ソマリア沖から引き揚げようとしている。その時点で日本は
テロとの戦いの最前線にはいっさい関与しなくなり、世界の互助会から抜けることになる。

 自国商船隊の保護任務すら放り出して、人任せにすることになる。

 91年の湾岸戦争への貢献をカネだけで済ませようとした日本は、世界の批判と冷笑を浴びた。

 今度はカネも出さない』

 以上 『』内 産経新聞 「国の生きざま」より引用。

 今、日本人は、命を懸けて守るべきものを持っているのだろうか。

 一国平和主義の功罪は大きい。

 これで、世界の友に顔向けが出来るのだろうか。

 明日は、「国の生きざまの選択岐路」です。”アフガンから逃げるな”最終章です。もう暫くご辛抱のほどお願い致します。

 



いまこそ国益を問え―論戦2008
いまこそ国益を問え―論戦2008櫻井 よしこ

おすすめ平均
stars共感する部分がある。しかし・・・
stars「国益」という言葉を噛みしめて
stars日本人が持つ最低の理論かもしれません
stars日本人として読んでおきたい内容です。

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コメント 4

SilverMac

平均的日本人には「国益」という観点がすっぽり抜け落ちていると感じています。特に、日教組に汚染された人達には。
by SilverMac (2008-09-29 11:06) 

mimimomo

こんにちは^^
本当は何万の千羽鶴を折ったり、平和平和と唱えるより、
世界で孤立しないことが重要なんですけれどね~
by mimimomo (2008-09-29 13:17) 

吉之輔

こんにちは、
>国家の責務を個人の善意と勇気に頼るのは、国家の
怠慢である。・・・・・・
この一事で万事判りますよね。
by 吉之輔 (2008-09-29 14:06) 

yakko

志をもった立派な若者がゲリラの銃弾の犠牲になられ
お気の毒でしたね。その後のお父様も立派な方ですね。
by yakko (2008-09-29 21:50) 

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